花咲く雲上の楽園  双六岳  '13.8.6~9           

 今夏の北アルプスはまず花の百名山として花好きの楽園でもある双六岳を楽しみました。それにしてもあの田中澄江が見て感動したというコバイケソウ咲く双六岳中道の同じ景色が満開の大群落で見られたのには一同大感激となりました。

 まずはその大光景です。雪渓左上の頭が双六岳です。

 続いて鏡池からの槍穂高の景色もどうぞ

 今夏では初見のジムカデ(ツツジ科)が高山帯の岩の隙間に一か所のみ咲いていたのが大収穫であったのでした。なお、この種は極めて個体数が少なく、開花時期がうまく合わないこと多く、相当注意していないと見逃してしまうこととなります。
 特徴は花は4~5mmの5弁花の鐘形で深く裂け、萼片は3mmと小さく、背面が赤く目立ちます。背丈は3~7cmと低く、葉の長さは2~3mmと短く葉枕はありません。和名は立ち上がった姿をムカデにみたてたものといわれています。
 なお、よく似た姿のガンコウラン(↓右画像)は葉がもう少し大きく、ハイマツの林床などにマット状にびっしりと繁茂し、葉に赤っぽい葉枕がつくのが相違点でしょうか。。

 

                      ジムカデ                      ガンコウランの実(この実は9月撮影、花期は5月)

 次は画像クリックでコメントなどとともに拡大してご覧ください。

 さて、お目当ての花々をご覧いただきましょう。まずは山野草から高山植物たちです。沢山ありますが、これで全部ではないですね~、もっともっと咲いていましたヨ~

 最後にわずかですが、低山から亜高山帯に咲く樹木たちをご覧いただきましょう。

 多くのご参加をいただきありがとうございました。来年は雲上の楽園、日本最後の秘境ともいわれる雲ノ平へゆったりのんびりの花巡りをしましょう。お疲れ様でした。

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立山三山縦走