愛宕、竜に地蔵山の愛宕三山より明智越へ歩く

京都北山 愛宕三山から明智越へ 13.1.1 晴

清滝-空也の滝-大杉谷左岸-ひぐらしの滝-月の輪寺分岐-愛宕山-三角点-芦見谷-竜登口-竜ケ岳
-滝谷-反射板-地蔵山-ジープ道-神明峠-水尾尾根-明智越-土用の霊泉-峯の堂跡-JR亀岡駅

 今年も暗いうちから清滝(6:40)を歩き始めました。空也の滝では谷間のために7:15~20ころなのに暗くて写真は失敗でしたが、きれいに飾られたしめ縄や灯篭に火もついていました。いつもの大杉谷左岸道は細い道なのですが、厭きるほど歩いていますのでどうってことありません。ひぐらしの滝(7:50)とともに水の流れに元気をもらいましょう。今年もよいことがありそうです。・・・?


ひぐらしの滝

 ところで、ここ2~3年のお正月の頃は雪がたっぷりと降ってくれていたのですが、今年はどうしたことでしょうか?、、またまた温暖化に逆戻りとなるのでしょうか・・・?、、さて、やっぱり冬らしくないのはいただけません。寒いのに雪のない山道はそう面白さが半減です。
 月の輪寺分岐あたりもまったくといっていいほど雪なし状態です。京見岩はもちろん、愛宕神社山頂(9:10~20)へついても雪なしの有様です。でも気温は-6度でした。さすがに元旦のストーブ小屋はいっぱいの参拝者でした。そうそう愛宕の「阿多古祀符 火迺要慎」の御札ももちろんいただき、すぐに辞して三角点地へ向かいましょう。
 さすがに元旦の9:30すぎ、誰も姿はありません。しかし、展望はどうしたのでしょうか、これだけ寒くてよいお天気なのに見晴はそうききません。下界は比較的暖かいのでしょうか・・?(拡大画像は画像をクリック!)

-6度でした。 火迺要慎の御札

 今回は三山縦走予定で上がってきていますので、ここでもゆっくりとはいきません。展望もよくないし、すぐに芦見谷へ下りましょう。すぐに美味しい水場で、ここもとうとうと元気よく流れていますから一口いただきましょう。愛宕はあちこちにこのような水場がありますから、食材、コンロ等を持っても水を担ぐ必要はありません。今日の昼食場は滝谷ですから水は売るほどあるために早くからの補給は不要で助かります。 

愛宕三角点 芦見谷の水場

 下って竜登口からまた岩場混じりの東尾根の急登を30分頑張って竜ヶ岳(10:42~47)でした。いつものように北に地蔵山、南に愛宕山、そして東に比叡山を確認してから、すぐに前進です。ほぼ下りばかりですが、今日は雪は白粉程度ですからなんなく下りますが、それでも滝谷への北側の下りは雪がないほど慎重さが必要です。どうにか水場の谷へ下りてきました。ここが私のお気に入りの谷レストラン、さぁ私のお正月をします。(11:05~12:05)


竜ヶ岳山頂921m

 おせちはたっぷり持参、ごはんだけは鯛メシ、エビ二匹のおにぎり奮発で、1時間も水の流れの心地よい音楽をバックとして、風もなくやさしい日の差すところ、それに雪のない山狭の谷でひとりぼっちの時を過ごすのでした。

滝谷 昼食準備

 満腹の後はやや足元悪い谷を上流に向かい、二又となる手前のこれまた急坂を喘ぎながら登り上げて反射板地を目指すのでした。ここの急坂だけはなんとかしてもらいたい、いや、こんなところを登るヤツがバカなのでしょうか。それでも20分ほどで上がっていましたので、時間的には竜ヶ岳東尾根の方が長いようです。要はもう少し休み休み上がればそんなにしんどくなさそうなんですが・・・

 そして反射板地はいつも風の通り抜け地なんですが、今日ばかりはそんなに寒さは感じませんでした。さぁ、地蔵山へ片道10分ほどで行ってきましょう(10:42~45)。ところがこちらはどうやら靴跡がありますので、一番手は取られたようですが、ま、仕方ないでしょう、そんなの気にはしていません。そういえば、竜ヶ岳にも靴跡はジープ道よりピストンであったようです。


地蔵山山頂947.6m、1等三角点

 そして戻ってジープ道まで出てみると、やはり正月というのに、南の大阪ツインタワー群なども全く見えませんでした。本来なら正月であれば企業はほとんどが休んでいますから気象条件さえよければ見られるハズなんですが・・、その方向にはポンポン山、小塩山くらいが関の山でした。ほとんど真下には牛松山が逆光で黒く座っています。さぁ、あの方向へ向かって下りて行こう。もちろんこのジープ道も雪のかけらも見当たりません。 

 神明峠と亀岡保津峡への林道ゲイトの手前30mほどのところへ大阪のビル群の見えなかったジープ道から40分ほどで峠(14:00)に降り立ちました。そしてまた神明峠から少しの水尾尾根のゲート地から登りにかかります。鉄塔下からのやや急登もしんどいのですが、標高差60mほどですからそう苦しいことはないのですが、ここまで相当足を使っていますので、やっぱり苦しいですね。NTTの反射板から鉄塔群を追うように歩き、水平道の明智越に入ります。

 土用の霊泉(14:47)、峯の堂(15:00)の説明板地を快調に踏んで、明智越出口の酒屋さんの倉庫が見えると後は亀岡の街並み歩きとなるだけです。ホッとしてここの山中で汗かきのシャツ等を着替えし、のんびりJR亀岡駅(16:00)でした。

土用の霊泉 峯の堂 JR亀岡駅裏より

 今年も私にとってのお正月限定ロング縦走コースを6:40~16:00で歩けました。この調子ならまだまだ今年も山の案内ができそうです。アルプスなどの花の山、日本百名山、富士山展望の山などいろいろな山の案内をご期待ください。

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