御影堂(みえどう)は約18000坪の境内で32棟の建物中最大のもの
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 この御影堂の読み方は宗派により、ごえどう・みえいどう・みえどうなどと異なるようですが、西山浄土宗では『みえどう』と発音しているようです。しかし、名称の由来は「お祖師」さまの御影をおまつりする御影として共通しているそうです。

 この御影堂は応仁の乱をはじめ、いく他の戦火によって何度も焼失しており、元の建物は残ってはいませんが、現在のものは260年前くらいに完成した約33m四方で、建築様式は入母屋、総欅造りとなっています。江戸時代の職人たちの優れた技が感じられ、特に正面軒下の龍や象などの動物たちの彫物は一見の価値ありでしょう。。

 なお、堂の右手にある松は昭和天皇が皇太子の時、大正7年4月にお手植えになった松で、ほんの少しかしいだ枝ぶりに上品な趣があるようです。