熊谷蓮生法師(熊谷次郎直実)は源平の戦いで名の知られる武将だったのですが、積もる罪業を償い極楽浄土の道を求めて法然上人を訪ね、弟子となりました。 その直実はいくたのエピソードがあり、その一つに東行逆馬があります。それは蓮生法師は阿弥陀様がいらっしゃる西方をうやまうあまり、関東への布教の旅に出るときも「西へおしりを向けて進むことはできない」と馬に逆さに乗って西を拝みながら進んで行ったそうです。