’14.6.20~22 曇、曇、雨
今年初の高山植物との出会いを求める八ケ岳の案内でした。とりわけお目当てのツクモグサでしたが、やや時期遅めで花々の初々しさは過ぎていたようです。コースは定番の美濃戸口から北沢へ入り、八ツで一番人気の赤岳鉱泉に泊った後は硫黄岳、横岳、赤岳展望荘から赤岳をピストンして展望荘泊、最終日に地蔵ノ頭から行者小屋、最後は南沢の周回コースでした。
さぁ、出会えた花々の紹介としましょう。まずはやっぱりツクモグサからでしょう。
![]() |
![]() |
日本の固有種であるキンポウゲ科オキナグサ属のツクモグサは北海道では利尻山、芦別岳などや本州では白馬岳、雪倉岳に、ここ八ケ岳だけという限られた山域でしか咲かない貴重な高山植物であります。雪解け後に最初に咲く花の一つで、最近では5月下旬から6月上旬が見ごろであり、6月中旬すぎでは旬を過ぎるのはやむを得ないでしょうか。
この名は城数馬により1902年に八ケ岳で発見され、祖父九十九への献名といわれています。また、果実となった姿は羽毛状で白色になり、そのようすから漢字の百の上の一をとって白、すなわち100から1を引いた「九十九草」と名付けられたともいうと、元赤岳展望荘の小屋主であった登山家北原一三氏は花の山旅で書かれています。
さて、硫黄岳あたりから赤岳までに風に吹かれながら岩稜の小さな隙間で、必死に貼りつくように咲いていた花々たちに迎えられた登山者の皆さんは感動の花旅となるのでありました。まさに八ツの稜線は花のギャラリーそのものであります。以下クリックして拡大画像、説明等ご覧ください。
これら以外のお花たちはツガザクラ、ミツバオウレン、ツバメオモト、コミヤマカタバミ、イワヒゲ(蕾)、キバナノコマノツメ、サクラスミレ、ミネザクラ、ミヤマハンノキ、ズダヤクシュ、イワセントウソウ、ホテイラン、イチヨウラン、ミヤマカラマツ、タチネコノメソウなどが咲いていました。しかし、オサバグサはなぜか一株も出会えませんでした。
それに美濃戸口から美濃戸山荘あたりまでの林道ではベニバナイチヤクソウ、シロバナヘビイチゴ、レンゲツツジ、ヤマツツジ、ササバギンラン、アキグミ、クリンソウ、コマガダケスグリ、ヤグルマソウなどの花や蕾が見られました。
ご参加の皆さま大変お疲れ様でした。それにつけても花酔いの三日間でした。またお会いしましょう~