京都北山 ヤマシャクヤク満開の魚谷山 '13.5.7 曇り

 白梅橋-林道惣谷線-魚谷峠-魚谷山-柳谷峠-細ケ谷-林道直谷線-樋ノ水谷-樋ノ水峠-滝谷峠出合-二ノ瀬ユリ-叡電二ノ瀬

 

 雲ケ畑白梅橋でもくもく号下車、ゲートのある林道惣谷線を歩きだすとすぐにユキグニミツバツツジの残り花でした。次第に傾斜を上げる惣谷をそれこそもくもくと歩きとおします。道沿いにはハクサンハタザオが見事に咲いています。沢筋にはネコノメソウ類がみな果実になっています。それらもいろいろな種類がありそうで、4月中旬にも歩いてみたいなと思わせるに十分な量でもありました。

 そして次第にクリンソウが日当たり場所ではぽつぽつ咲きだしてくれています。1時間も歩けば林道の南西に愛宕、竜に地蔵が並んでいるのが俯瞰できます。もちろんすぐ前方には桟敷ケ岳も稜線から頭を見せてくれました。このあたりのツツジは満開で花や葉を手に取って調べてみると、ユキグニミツバツツジではなく、コバノイツバツツジに変わっているのでした。やっぱり図鑑どうりツツジ類の分布域がちょうど境目のようで、重複地帯なのでしょうか。

 そして林道やら登山道やらの交差する魚谷峠で一本たてた後は10分ほどで魚谷山山頂です。ここまで白梅橋から1時間20分で登っていました。もちろん山頂一帯にも多数のコバノミツバツツジが満開です。この後は柳谷峠から細ケ谷へ下って北山荘あたりでお昼とさせていただきました。クリンソウがちらほら咲いて歓迎してくれます。あたりはここが北山だと思わせてくれる山狭で今西銀司や西堀栄三郎などの有名な岳人達が愛したところといわれる所以の地であります。

 それに4月末の前回は見られなかったお目当てのヤマシャクヤクが満開で迎えてくれたのでした。山の斜面あちこちにいっぱいの花たちには喜びが溢れます。そしてルーペを取出し観察としましょう。図鑑によりますと葉裏が帯白色なのがヤマシャクヤクの葉で、葉の裏面に軟毛があるのがベニバナヤマシャクヤクとの解説がありますが、観察はなかなか容易ではなさそうです。

 さらに細い流れの沢筋一帯にはチドリノキが満開です。またミヤマハコベが咲き、ボタンネコノメソウの残花もみつけます。

 清冽な細ケ谷から林道直谷を20分ほど降って、今度は樋ノ水谷を詰めましょう。こちらの谷筋ではトウゴクサバノオが鯖の尾っぽを作って見せてくれます。また大岩あたりにもクリンソウがきれいです。北山らしさのにじみ出る雰囲気を十分味わいながら、谷あいから峠一帯に上がってくると前月末には満開だったムシカリはほぼ散ってしまっていますが、コバノミツバツツジはまだまだ咲き残ってくれています。やっぱりこの一帯に咲くツツジも葉柄が無毛のユキグニミツバツツジでなく、葉柄が有毛のコバノミツバツツジばかりでした。

 このように本日のお目当て、満開のヤマシャクヤクを愛でて、ユキグニミツバツツジとコバノミツバツツジの確認山行を無事に終え、後は二ノ瀬ユリをのんびり降っていると最後にアカシデの若葉が見事でしたので思わず最後の観察会とし、叡電二ノ瀬駅前でジシバリを最後の花としたのでした。

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