京都西山 空谷橋からポンポン山 ’14.12.24 曇り

 

  空谷橋-西尾根-東海自然歩道-美女谷下ル-メガネ橋-町界尾根上ル-町界尾根東の沢筋下ル-水声の道東尾根上ル-ポンポン山-釈迦岳-善峰道-善峰寺バス停

 今年も案内業がエンドとなりました。ヒマしている年末のために、裏山へもいつもと異なり空谷橋からの12kmほどのアップダウンの繰り返しによるトレーニングでポンポン山へ登ってみました。もっとも18日の雪では比叡山方面の案内でしたが、その雪もこちらではすぐに溶けてしまったようでした。そんな雪なし道ですからそうトレーニングとはなりませんでした。このように我が住む近在も里山ばかりのため、近郊にはアルトレ場がほとんどなく、それなりの山域までは遠く、そこまで出かけるにはおっくうになってしまうようになって困ったものです。  

 さて、今回でようやく二度目の空谷橋コースですから、植物たちの観察にはまだ新鮮味があっていいのですが、とりたてて珍しき種もなさそうな有様ですから、そんなに歩く時間はかかりません。どうにかヤマザクラ、ホウノキ、アカシデ、ウリハダカエデが目についたくらいでしたでしょうか。やっぱり春から秋のシーズンに歩いてみないと植物観察での確認は容易ではなさそうです。

         
 ヤマザクラ    4等三角点    アカシデ

 このコースはどうやら、「府民参加の森」という石碑が道沿いに多く埋まっていることから、バブル前くらいに道が作られたのでしょうか。でも、斜面などには木階段で最初はきれいに整備されていたのでしょう。でも、今では急登斜面のその階段あたりは土砂や木の葉が埋もれて相当痛みが激しいようで、一部不鮮明箇所もありますが、注意すればなんとか踏み跡は追えます。そして途中には4等三角点522.1mも注意して歩けば見つけることもできます。
 しかし、このコースにはほとんど近年は登山者も入っていないような状況となっています。もちろん登山地図や地形図にも表記もありません。どうしてこれだけ利用者がないのか不思議なコースでもあります。登山道までのアクセスは高槻市バスが高槻駅北口から利用できますし、まだ歩いたことのない方には是非踏んでみていただきたいルートでもあります。

 今回はポンポン山までに谷筋を二回降りて、尾根を二回登ってのトレーニングをやった後にようやくポンポン山の山頂としました。谷筋まで伸びている林道は今夏の台風で完全に崩御し、歩くのさえこれは・・というような目を覆うばかり痛んでいる箇所もありました。最初の谷筋の画像です。

         
枯れ木を積んだ処が美女谷降り口    美女谷は完全な廃道    右から降りてめがね橋を渡り手前へ

 でも、降って登って降って登ってを二回やれば、冬空の中でしたがそこそこ汗もかきながらの山頂到着でした。そして防寒具でしっかり防御しての心ゆったりとした昼食となりました。それにしても、この山頂東下にはまたぞろ、ブルーシートが張り巡らされていたのには幻滅でしたが・・

 ポンポン山   善峰道終点地渡って右へ 

 下り道はやっぱり、釈迦岳すぐの善峰道を降りましょう。でも、こちらも最近人の歩いた形跡はなく、落枝などの荒れ放題道と化していました。山の道というのは人が入らないと極端に廃道化が進んでしまうようです。古道はいつまでも引き継がれて利用されるのを望みたいものであります。

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