比良 蓬莱山から森山岳 '14.11.5 曇り

 打見山・・蓬莱山・・森山岳・・p1030・・第5鉄塔・・長池・・鉄塔巡視路コース・・第0鉄塔・・ジャカ谷東尾根・・滝平東・・どんぐりハウス・・打見山

 ゴンドラで打身山まで上がり、ようやく歩き始めるという楽な山歩きでしたが、北尾根コースはほとんど道なく、地図読みの楽しい山でした。蓬莱山からぐるりと眺めましょう。

 蓬莱山の山頂南側から笹原を少し進めば森に入ります。でも紅葉の進み具合は例年より早くというより、今年の天候不順の関係でしょうか、落葉が進んで見ごろをとっくに過ぎていました。ブナやミズナラたちの葉もほとんどなく、カナクギノキも黄葉が寂しそうでした。

 森山岳(1080m)も山名札がなければ、どこが山頂か分からないくらい平凡な山頂です。栗の木やリョウブなど雑木多く、取りたてて目立った木々もありません。今年1月、雪時の多さに驚いたのですが、ここはまだ二度目ですから、来年も時期を変えて、やっぱり春の花時を期待して歩きたいなとの思いでの道のりでした。。


奥のピークは蓬莱山

 少し先の展望台地から武奈ケ岳やコヤマノ岳を眺めて、これより地図読み歩きとなりました。この先の1030mピークから先ほどの展望台地を振り返ってみます。その後は尾根ではなく、湿地帯を歩きましょう。地図にも名はもちろん、地図によっては池の標示もないような池が二つ、いや、三つ出会えました。特に三つ目は水面は完全に見えず、落葉がいっぱいで、2mほど入った方が、足を取られて引き返すのにひと騒動となってしまうほどでした。以後は要注意の池でしょう。
 でも、これらの池が自然のなかにとけ込み、なんともすばらしき景色をつくってくれています。このような風景を年間を通して何度でも見てみたいなとの気持ちとなります。そして、復路で通る鉄塔巡視路コースの最後の第5番目の鉄塔から本日最後の大きな池の長池までやってきました。

 元気なブナの紅葉の下で長池を見下ろしながら、ここで昼食ですが大自然の中のレストランのような気持ちは最高の御馳走気分で、オニギリながらたいそう美味しくいただけました。

 そして、帰り道は鉄塔巡視路コースを滝平方向に歩きます。小さなピークを登ったり、降ったりしながら進めば、ジャガ谷の細い流れを渡渉して登ると明るい尾根となり、南への滝平方向に標高を落としましょう。滝平手前の分岐を左折して、よく整備された階段を降りれば、汁谷上部のどんぐりハウス立つリフト乗り場でした。これより、急登のリフトの下を登って打身山からゴンドラで下山となりました。

 それにしても今日の山の幸は少な目でした。コナラの基部に固まっていたのはエノキタケのようでした。その場で撮れなかったキノコは持ち帰って写真とし、しっかり夕餉の美味しいひと品となってくれました。

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