アケボノシュスランとシロバイの花 ’14.8.31

 


◆アケボノシュスラン(ラン科シュスラン属) 山渓の野草図鑑によれば次のような記述となっています。(画像クリック)

山地の林下に生える常緑の多年草で茎は地をはい、上部は立って高さ5~10cmになる。葉は下部に4~5枚つき、長さ2~4cmの卵状楕円形で先はとがり、ふちは縮れる。

花は茎の先に3~7個の淡紅色で1cmほどの花をややかたよって横向きにつける。和名は花の色を朝の空の色に見立てたもの。花期は8月下旬から10月中旬までと長い。

なお、同族のシュスランとの区分点は葉の中脈に白いすじが入るのが、シュスランと見分ける方法が一番分かり易そう。アケボノシュスランの中脈では白いすじははっきりしない。

更なる相違点といえば、見た目で花の下あたりにすぐ葉がついている方がアケボノシュスランで、シュスランの葉は茎の下部につき、一番上の葉から離れて花がつくようだ。

また、シュスランの方が圧倒的に個体数が少ない。


9月10日追記

アケボノシュスランの開花状況を観察に行ってきましたが、開花はまだまだの状況でしたので、またもう一度訪問が必要な様です・・・汗


9月30日追記    シロバイの果実

アケボノシュスランが満開だろうと見に行ってきましたが、こともあろうにほとんどが花は終わってしまっていました。他にシロバイ(↓画像右から二つ目)の状態と、ウスノキも観察でした。


次はハイノキ科のシロバイの花です。(8/31)

 ◆シロバイ(ハイノキ科ハイノキ属)

常緑小高木で3~5mになる。花は8~10月に咲き、穂状花序で直径6mmの白花を咲かす。

葉の葉身は長さ4~6cmで披針形の細長い姿。葉のふちに浅い鋸歯がある。葉裏はのちに無毛となる。葉柄は2~4mmと短い。

この仲間にはサワフタギ・タンナサワフタギ・クロミノニシゴリが落葉樹であり、その他の種は常緑性でクロバイ・ミミズバイ・ハイノキなどがあるが、

団塊状、総状または穂状花序や散房状につけるなど花のつき方がいろいろと異なる。

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