比良 蓬莱山からホッケ谷右岸尾根 ’14.1.3

JR 志賀=(バス)=ロープウエイ・・打見山・・蓬莱山・・小女郎ケ池・・ホッケ山・・分岐・・P735・・南尾根・・作業林道・・JR蓬莱

 ホッケ谷右岸尾根を歩こうとの誘いで歩いて来ました。暖かいお正月となってしまい、期待の積雪はそう多くなくてがっかりではありましたが、それでも蓬莱からホッケ山までの稜線上はどうにかスノーシュー遊びが楽しめました。

 まずは100人乗りのロープウエイを降りるとスキー場の金網外の左側をスキーヤーをしり目に蓬莱山へズンズン進みましょう。白銀の世界を今シーズンの幕開けです。こんなに楽しい時がこの三ケ月ほど楽しめるのかと思うとルンルンです。

     

 蓬莱山の三角点は雪に埋まり、雪を除けても三角点周りの石が出てくるくらいで諦めました。そして南へなだらかな稜線をドコデモモードで歩き下ります。こんなに幸せ感が今年も味わえるのです。これからもっともっと降ってくれるのを待つばかりです。

     

 地蔵さんの祀られている二ヶ所を過ぎれば小女郎峠手前の高みを右折し、小女郎ケ池目がけて近道を行きます。すぐで1101ピークあたりから振り返って蓬莱山を見上げましょう。するとすぐに小女郎ケ池でした。高層湿原も雪原と化してあたりは白銀が広がっています。

     
 Ca1101あたりから蓬莱山を振り返る    小女郎ケ池の看板裏の池は歩けた

 主稜線をスノーシューで快適に進めば少しの登りでホッケ山の頭が白く見えます。山頂は風もなく寒さはそう感じません。これぞ360度の展望を楽しみましょう。北山の皆子山に峰床山その奥には桑谷山の双耳峰もしっかりと見えています。愛宕山も薄らと見えました。もちろん、雲が流れた瞬間でしたが、霊仙山の南には比叡山もどっかと座っています。それより、この後に降るホッケ谷右岸尾根もはっきりと見えていますので、わくわく気分です。

     
左に皆子山、右方向に峰床と奥に桑谷山     左がホッケ尾根、右にホッケ谷右岸尾根

 しかしながら、ホッケ山より少し下がった南の稜線分岐からの尾根歩きは標高も一気に下がってくるために雪も少なくなって、700mをきるあたりからシューなしでの歩きとなってしまいました。それにしても主稜線からすぐで堀込まれた古道がP735手前あたりまで明瞭であったのには驚きでした。その上部あたりにはイヌブナ、ミズナラにアカシデなどの古木、それにツルウメモドキの可愛い果実も見られました。恐らくこの道は大昔から仕事道として歩かれていたのでしょう。

         

 分岐からすぐに赤布が付けられ取りつきが鮮明となっています。その樹林帯の中で寒さを避けて昼食としましょう。ぜんざいの差し入れもあり、お腹いっぱいの御馳走さまとなって、この後も元気に歩くことができました。ありがとうございました。

 そして穏やかな尾根から下りがきつくなりだすと踏み跡が消えるのですが、今回はこの後は東方向にふって仕事道らしき巻道に出会うべく歩いていたのですがいっときうろうろし、やや歩き難くなったりして、作業道らしき踏み跡へ出会うまではうろうろする場面もありました。でも何とかようやくその巻道らしき踏み跡に出会いました。その踏み跡に合流すれば、その下の南尾根に容易に乗ることができ、その後は問題なく林道に降りることができ、やれやれとホッとしましたが、その作業林道からJR蓬莱駅までのほぼ1時間近い歩きにも参りました。フゥ・・

 なお、本日歩いた軌跡は↓のルートでした。図の中で赤線部分と下部の南尾根のみ矢印↓のとおり青線を降りました。

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