高島 赤坂山 '13.5.4 曇り

 マキノ高原-寒風-粟柄越-赤坂山-ブナの木平-マキノ高原

 スキー場上部にはキジムシロの黄花が点々と咲いているのですが、子連れのファミリーたちはまったく気にせずに走り回って遊んでいます。GWさなかのマキノ高原では溢れかえるほどの車と人混みとなっています。ホウホウの体で逃げるように寒風へ向けて急坂に取りつきます。

 山道のこちらにはオオイワカガミ、チゴユリ、マキノスミレ、ニシキゴロモなどの山野草が咲きだし、これらを一つひとつ愛でながら一汗かきます。展望台からはメタセコイヤ並木がオトギノ国のように可愛く見えてホッと一息入れましょう。(拡大画像は画像をクリック!)

 その後はお目当ての若葉がきれいなブナ林歩きを楽しみます。

 その後もミヤマカタバミ、カタクリ、ミツバツチグリなども咲いていました。寒風に上がる途中からも東に大谷山ピークに多くの姿がくっきり見えます。今日はどこの山頂も大賑わいなのでしょうか。なだらかな平原は風の吹きぬけること容赦ない状態で汗も出ません、一山二山越えると名物鉄塔群が目に入ってきます。もちろん足元にはオオバキスミレの咲き初めが随所で見られます。

 強い風を避けて粟柄越に少し入ってお昼としましょう。そして赤坂山直下の岩に祀られる不動明王様にもお参りします。もちろん、相変わらず山頂は風の通り道もお馴染みです。明王の禿や三国山には今日はパスです。乗鞍山の右に金糞岳そしてさらに右には薄らと伊吹山もどうにか見えますが、さすがに白山は無理でした。

 この後はのんびりマキノ高原へ戻りましょう。なだらかな降り道でも花散歩の山野草を楽しみます。トクワカソウは終わりのよう、トキワイカリソウも数少ない、枯葉を除けながらアツミカンアオイのお花も探しましょう。あった、あったと声上げながら写真で忙しく、なかなか足は進みません。

 もちろん、山野草だけでなく、樹木花にも目がいきます。この山域のツツジにはユキグニミツバツツジばかりがこれから咲くのでしょうか。キンキマメザクラが咲き残っていました。カナクギノキも咲いています。チドリノキの葉によく似るサワシバの葉も見つけました。
 ウリハダカエデのお花は見飽きるほど咲いていますが、ハウチワカエデは1ヶ所だけ風に吹かれて咲いていました。最後に綿菓子のように見えるふわふわの花はマルバアオダモですが、この花が見事に沢山咲いて見せてくれるとフィナーレとなったのでした。

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