京都西山 小塩山で出会えるお花たち '13.4.16 晴のち曇り

 灯台下暗しで、地元の山歩きが一番遅れてしまい、これまたカタクリの花時には間に合いそうになかったのでした。今日もお天気もよさそうですから小塩山の山頂はカタクリお花畑の人混みが想定されます。今回もせめて登り降り道だけでも人の歩かない静かなコースで山頂を目指そうと老ノ坂トンネル手前の沓掛より洛西散策の径から老ノ坂峠古道より入りました。そして降りはニノ谷から降り鵜ノ子谷を降るという、その道の間は誰ひとりとも合わなかったマイナールート歩きです。

 それにしても同じ花々でしたが、今年も私の裏山でこれだけの種に出会えた感動はいつ味わっても嬉しい限りでした。近年では小塩のカタクリも関西圏では名が馳せてきましたので、今朝の京都の最寄り駅からは平日なのにバスの増発もあったとの声も耳にしました。どうりでお花畑は人・人でごった返していました。  (拡大画像は画像をクリック!)

 さて、私はカタクリはほどほどにしまして、他の山野草を追いましょう。そうはいってもやっぱり本日のお目当てはネコノメソウ類でした。西山ではヤマシロネコノメソウが早咲きで人気とも一番手なのですが、西山のこの仲間たちの最後を締めくくる遅咲きはニッコウネコノメソウでしょう。ありがたいことにまだ何とか咲き残ってくれていました。

 他の仲間たちはいつものヤマネコノメソウにタチネコノメソウです。このようにネコノメソウ類は全国的には25種を越えそうですが、西山に咲くのはヤマシロネコノメソウ、ネコノメソウ、ヤマネコノメソウ、タチネコノメソウ、ニッコウネコノメソウの5種とまだまだ少ないでしょうか。

 さぁ、続きましてはウマノスズクサ科カンアオイ属の仲間です。カンアオイの中では西山に一番多いミヤコアオイのいろいろと、5月15日の葵祭で参列者が身につけることで知られるフタバアオイです。いろいろあるカンアオイ属ですが、西山ではこの二種しか見ていませんが、普通に咲くといわれるヒメカンアオイもなさそうです。

いろいろな山野草をご覧いただきましょう。

 最後に樹木花なども見ていただきましょう。特にビロードイチゴは静岡県以西で分布する種で、個体数が少なく関西で多く見られるナガバモミジイチゴとは異なり、極めて珍しいキイチゴの仲間であります。

 いっぱいありましたが、最後までご覧いただき誠にありがとうございました。

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