大阪南部  金剛山に咲く花   '12.5.10

 金剛山へ久方の花巡りとしました。やや遅きに失したかな?との感じでしたが、それでもお目当てのニリンソウのお花畑は以前にもまして見事な景色を醸し出してくれていました。写真だけの羅列ですがご覧くださいませ。なお、すべての画像はクリックすれば大きくして見ることができます。

ニリンソウの大お花畑は見事の一語につきますね〜 贅沢な井戸端会議?・・笑

  まず私の好きな種でもあるネコノメソウ類はこの山でもいろいろな種類がありますが、みな終わって若い果実となってしまっていました。でも、これも好きなひとつのキンポウゲ科シロガネソウ属の仲間もまだ咲き残っていました。なお、サバノオとはこれらの仲間の果実はあたかも鯖のしっぽのような姿に見えるとの謂われからの名前のようです。

サイゴクサバノオ 果実は鯖の尾に見えますか
トウゴクサバノオ

 さらにこれも好きなお花ですが、ヤマトグサ科ヤマトグサ属のヤマトグサです。図鑑によると次のように解説されています。
明治20年牧野富太郎が日本人として初めて学名をつけた記念すべき植物として大和草と命名した。茎は15~30cmになり、葉は対生し節ごとに花弁のない雄花をつけて多数の雄しべが垂れ下がり、3個の萼片はくるりとそり返って楽しい姿をしている。一方、雌しべも花弁はなく、2mmほどのU字状の花柱だけが顔を出すが、見つけるのは至難の業である。

 ヤマブキソウはバラ科のヤマブキに似た鮮黄色の4弁花でケシ科であります。その仲間には小葉が羽状に裂けるセリバヤマブキソウという比較的珍しい変種があります。久しぶりにその個体を発見することができました。↓の画像で葉の姿を見比べて見てください。
 なお、他にヤマブキソウより小葉の幅が狭く広披針形で、鋸歯がそろうホソバヤマブキソウもあるようですが、私はまだ見たことはありません。

セリバヤマブキソウ
ヤマブキソウの葉

 さらに比較的珍しいヤマウツボの変種のケヤマウツボ(ゴマノハグサ科)も終盤でしたが、なんとか間に合いました。


ケヤマウツボ

 本日見られた花々を貼ってみます。


オオチャルメルソウ

ラショウモンカズラ

オオツクバネウツギ

モミジガサ
ユキザサ
ウワバミソウ ミヤコアオイ イチリンソウ ムロウテンナンショウ キンキエンゴサク
ジロボウエンゴサク ツルキンバイ ミヤマハコベ ニョイスミレ ニオイタチツボスミレ
ホウチャクソウ シラネアオイ オオバナノエンレイソウ ヤマシャクヤク ヤマブキソウ
ツクバキンモンソウ アオハコベ アケビ                                                                    
ツクバネソウの葉 ツクバネソウの花 キランソウ テイショウソウの葉 テイショウソウの葉裏
ヤマシャクヤクの群生 ヤマシャクヤクのUp クリンソウ フタバアオイの葉 フタバアオイの花

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