日光白根山と男体山 ’09.6.20〜22 曇りと雨と曇り

一日目 菅沼-弥陀ヶ原-白根山-五色沼-弥陀ヶ原-菅沼
二日目 ニ荒神社-4合目-男体山-4合目-ニ荒神社
三日目 竜頭の滝-《戦場ヶ原》-湯滝=吹割の滝

 三度目ともなると雨にもあたるのは止むを得ないだろう・・・二日目はきっちり最初から雨降りとなってしまった。
でも最初と最後は高曇りのお天気で山歩きには最適だった。

登山道からすぐにシロバナヘビイチゴの大群落
に出会うと大歓声である。
その後もコミヤマカタバミ、タケシマランなどを
見ながら順調に歩を進める。
標高を上げるとヒノキ科のアスナロが出現、その葉の表と裏
近くには同じくヒノキ科のクロベも多数ある。その葉の表と裏
ガレ地にはタカネザクラ(別名ミネザクラ) ミヤマハンノキ(カバノキ科)の雄花と雌花
コメバツガザクラ(ツツジ科)花冠は壺形 ツガザクラ(ツツジ科)花冠は鐘形
日光白根山の頂上 明日登る男体山も俯瞰できた。
頂上付近に咲くミヤマキンバイ(バラ科) 下りで見たヒメイチゲ(キンポウゲ科)

 他にはコイワカガミ、ミヤマガラシなども咲いていた。この地、産で有名なシラネアオイは弥陀ヶ原そばでわずかに咲いていたが見るに忍びない状態である。
 またバイケソウの葉も頂上直下の斜面に多数見られ、弥陀ヶ原一帯には晩夏のお花でもあるカニコウモリやハンゴンソウも群落を作って青々とした葉を見せていた。

 

 

 二日目の男体山は雨でさっぱりだった。やむなくコースを二荒神社から志津乗越への縦走より神社〜頂上のピストンに変更することとなった。もちろん写真どころではない。

ミツバオウレンが9合目あたりに咲いていたが、
6合目あたりのベニサラサドウダンを撮るのが
やっとであった。
なぜならこの種は初見であったのだから・・
男体山頂上にはこの銅像が祀られていた。 頂上では少しの間この眺望、左奥が白根山

 

 最終日は戦場ヶ原のお花散策でしたが、お目当てのバラ科のズミの満開はとっくに咲き終わって、若い実になりかけたものばかりでした。
 さらにバラ科のホザキシモツケも早い固体が咲いているのではと期待してたのですが、こちらも残念ながら一株もまだ咲いてはいませんでした。花期が6〜8月となっているにもかかわらず、さすがにこの一帯はやはり標高が高く冷涼なのでしょうか?

竜頭の滝 ニッコウナツグミ(グミ科)
カンボク(スイカズラ科) ミヤママタタビ(マタタビ科)白い葉が紅色に変わる。
ツルウメモドキ(ニシキギ科) ミツバフウロ(フウロソウ科)
湯滝 吹割の滝

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