佐渡のドンデン山’09.5.5 晴のち曇り 

梅津登山口-中間点落合-ユブ-アオネバ峠-林道出合-どんでん池-どんでん山(尻立山)-どんでん山荘
 
尻立山(通称どんでん山)940m 佐渡島最高峰の金北山にはまだ雪

 今年もアオネバ渓谷のお花巡りを楽しめました。通常登山口から峠まで1時間半のところを2時間半近くかけて十二分にじっくりとそれぞれのお花を観察、写真などでゆっくりのんびり歩きでした。 

                         シラネアオイ(シラネアオイ科)

 今年の開花状況はシラネアオイが満開でオオミスミソウ、スミレサイシンは終了、カタクリ、キクザキイチゲ、ニリンソウは登り始め地点は終了でしたが、上部ではまだまだきれいなお花がいっぱい咲き残っていました。

 もちろんオオタチツボスミレ、ヤマトグサ、ニシキゴロモ、エゾエンゴサクも咲き、アオネバ峠直下にはザゼンソウもわずかにユニークな姿で待ってくれていました。

 樹木花もアケビ、オオバクロモジ、ムシカリ、イタヤカエデ、ウリハダカエデなどが咲き、イワガラミ、ツルデマリなどがミズナラにつるんでいるのを見て、その区分点などを話しながら歩きました。

 峠から林道出合までの間にはタチツボスミレが群生し、アラゲヒョウタンボクも何本か毛深い花を下げていました。どんでん池あたりから登りにかかる芝生の広がる道沿いにはまっ黄色なエチゴキジムシロがいかにも雉さんの座布団のように咲いています。近くにはアマナの大群生が広がりみなさん一同に驚きの声でした。 

キクザキイチゲ(キンポウゲ科) ルリイチゲ(佐渡の方言名?)
カタクリ(ユリ科) ニリンソウの大群落があちこちに広がる。
ニシキゴロモ(シソ科) アマナ(ユリ科)
ヤマトグサ(ヤマトグサ科)日本人初の学名種 アラゲヒョウタンボク(スイカズラ科)
十字路とも言うアオネバ峠の道標 観光は大佐渡スカイラインから七浦海岸の夫婦岩へ

 なお、翌日は小雨の中を信越高原のいもり池と御鹿湿原を散策しましたが、いもり池でのお目当てミズバショウはほぼ終り、ミツガシワはほとんどが蕾状態でした。
 さらに御鹿湿原はリュウキンカが満開で雨に煙るあたかも滝の水が流れるがごとく咲き乱れるリュウキンカは素敵でした。ただコブシは葉の展開が進みまっ白い花びらは葉に隠されているようでした。 

妙高高原、いもり池のミズバショウ(サトイモ科) ミツガシワ(リンドウ科)
黒姫高原の御鹿湿原に咲くリュウキンカ(キンポウゲ科)奥にコブシが咲いてはいるんですが・・
赤倉温泉のホテル5Fより妙高山2454m 信濃町IC道の駅から黒姫山2053m

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