奥 多 摩 三 山 ’08.4.22~23 晴れ

                         《一日目》 三頭山 (1531m) 

数馬--夢の滝--都民の森--森林館--大滝の路--三頭の大滝--ブナの路--ムシカリ峠--避難小屋
--三頭山中央峰--最高峰--東峰--展望台--御堂峠--ヌカザス尾根--浮橋--馬頭館(泊)

 まずはJR五日市線武蔵五日市駅からバスで檜原村数馬まで入り、都民の森までの送迎バスの運行が平日は休みのために数馬から延々車道歩きのスタートでしたが、御前山、大岳山とともに奥多摩三山のひとつに数えられる三頭山を目指しました。

 最初の山道取りつきである夢の滝付近で道を探し損ねましたが、無事に都民の森へ到着していろいろなお花を楽しみながらの三頭山は春の息吹を感じられるすばらしい山となりました。

 数馬を11時に歩き始めて、宿泊地の小河内神社近くへの宿到着は18時45分とのんびり歩きでしたが、途中ヌカザス尾根のオツネの泣き坂一帯の急登、急坂の繰り返しの登山路にはほんとうに泣かされました。

夢の滝近くでフデリンドウ ヒトリシズカも咲いていました。
エイザンスミレやナガバノスミレサイシンも咲く 大滝の路には多数の花々、コガネネコノメ
アズマイチゲ、他にもキクザキイチゲ、ハシリドコロ・・ コチャルメルソウ、他にもカタクリ、ニッコウネコノメ・・
そのハシリドコロがあちこちに大繁殖でした。 三頭の大滝、、でもそんなに大きいとは?
ムシカリ峠の近くには立派な避難小屋、トイレあり 三頭山の中央峰、今日は展望に泣きました、、、
下り道の入子沢の峰近くのブナの古木 ミツバツツジが冬枯れの山肌でひと際華やか・・
下りで足が疲れるころツネ泣峠は頑張りどころ・・ 到着の奥多摩湖ではドラムカンの浮橋も渡る。

 

《二日目》 御前山(1405m)、大岳山(1267m)、御岳山(929m)  

奥多摩湖--大ブナ尾根--惣岳山--御前山--大ダワ--大岳山--芥場峠--綾広の滝--
天狗岩--七代の滝--長尾平分岐--御岳山(武蔵御嶽神社)--ケーブル御岳駅=滝本

 二日目は17kmの縦走でした。中でも最初の奥多摩湖からサス沢山、惣岳山までの大ブナ尾根の急登は大変でしたが、でも次々に登場するカタクリに励まされながらのすばらしいコースどりだったと思います。

 その後の登山道には期待していたほどのお花は見られませんでしたが、それなりのアップダウンと長い登山路で時間的にも大変でした。

 なお、大岳山頂上で石に座ってパンを食べていたところ小鳥が目の前の枝にとまってきたため、パンを指先に差し出すとすぐにくわえてそばの枝で盛んに食べていたのは、どうやらシジュウカラの仲間のコガラのようです。もっとも野鳥にはからっきし知識がありませんので確かではありませんが・・
 それではみんなで写真を撮ろうと再度パンを手先にしてカメラを構えてみたところ、警戒したのかもう一度きてくれなかったのは残念でした。

カタクリは御前山だけでなく、コースのあちこちに見られました。

 しかし最後にきて御岳の芥場峠からロックガーデン一帯、天狗岩までの花の谷には山野草が多く見られ、一気に気分が盛り上がりました。歩きやすく今日も遊歩道の整備作業をされていましたが、秩父多摩甲斐国立公園に属するとのことです。
 さすがに田中澄江さんの新花の百名山として知られる武州御岳山としてのお奨め花巡りコースのようです。そんな花々のアルバムはこちらからご覧ください。

1341mの惣岳山頂上 御前山頂上にそこそこの登山者
御前山頂上すぐ下にきれいな避難小屋 大岳山ピークは小広いが展望がこれ・・
綾広の滝は小さいが、水は元気・・ 天狗岩にも上がれるが・・
谷底にある七代の滝 階段が苦しい武蔵御嶽神社鳥居

 歩き始めの奥多摩湖バス停を7:50にスタートし、途中の自然林を吹き抜ける風も心地よく快調に霊峰御岳山までたどり着き、無事にケーブルカーで下山(18時)となりました。花巡りの山歩きには時間はたいそうかかるものですね・・・・。

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