東丹沢 大 山 (1252m)  '08.4.8 強風&雨

日向薬師--関東ふれあいの道登山口--見晴台--不動尻分岐--大山--阿夫利神社下社--女坂--大山ケーブル駅

 二度目の日程変更もむなしく降水確率100%となってしまいましたが、雨を承知で出かけてみました。結局バスを降りて歩き始めて(6:40)からの雨は最後まで小降りにもならず、おまけに雷も何度も聞こえ、見晴らし台直前の尾根に上がると台風並の風が木々を倒さんばかりに吹きつけ、飛ばされないようにと必死の行軍でした。 

 頂上(9:00~10)にも2時間20分と標準タイムより30分も早く到着してしまいました。もっとも雨風により風景はガスの中でわずかに見られた花たち(アブラチャン、キブシ、ミツマタ)も写真など撮りようもなく、最初から最後までカメラを出すことができなかった山登りは初めてでした。

 頂上一帯は山が踏み荒らされているようで神域とはいえないような感じがしました。netで調べていた富士展望地を確認し、頂上の建物の中で震えながらのおにぎり1個をようやく食べて、逃げるように下山にとりかかりました。

 しかし豪雨のような状態で登山道は川のようになり、岩がごろごろで極めて下山道は足元はよくない道のようでした。頂上には阿夫利神社奥宮が祀られているにもかかわらず、下社から上部の道は整備されることなく、ごろ石や岩の多い道でなんともいえない気持ちでした。

 阿夫利神社から下は土産物屋さん、お休み処などが数え切れないほど軒を連ねていますが、店を開けているのは一件だけでした。それもそのはずですね、この暴風雨です。誰一人として姿を見ることもなかったのです。

 でもさすがに観光地です。頂上のトイレは改築中のようでしたが、女坂と男坂分岐横にあるトイレや表登山口にある設備の立派で美しく手入れされている様子には驚かされました。お陰様でバス停そばの広々としたトイレ内で濡れ鼠と化した我が身もなんとか身支度をさせていただき、気持ちよく帰りの準備ができました。(10:40)

 実は今回のコースどりは日向薬師から登り、下山は不動尻へ歩く計画でやってきたのですが、思いもよらない大雨に普段でも人の少ないといわれる不動尻コースをさけ、表参道へ変更を余儀なくされてしまいました。
 今年前半の富士見山行はとんだ最終回となってしまいましたが、今年後半あるいは来春の富士見の山旅では天候もさることながら花時をうまく考えて、ヤビツ峠からイタツミ尾根を登って不動尻へ下り広沢寺温泉を目指すことを夢見ることとしました。

 帰京時には、どうやら今日の関東地方は低気圧が暴れまわり、小田急でも落雷があって電車は遅れ、さらにはJR東日本でも、熱海から東への電車も強風のために一時復旧のメドがたたない、という状況にも出会ってしまいかえすがえすも散々な一日となってしまいました。

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