紀北 生石ケ峰 870m     07.10.17 晴れ

生石高原駐車場--生石ケ峰--硯水湿原--天文台--頂上巻き道--笠石--駐車場

 秋晴れのこの時季に山野草が多数見られることでつとに名高くなっている和歌山の生石高原を訪ねました。聞きしに勝る数々の花々が見られ、爽やかな秋風たなびく草原の中で大満足の花散策ができました。

 とりわけお目当ての三種のお花がなんとか見られましたが、各々開花時期が微妙に異なることから訪問時期をドンピシャとするには並大抵ではなさそうですね。

ムラサキセンブリ(リンドウ科センブリ属)
群落の満開は更に約10日はかかるでしょうか?
ヒメヒゴタイ(キク科トウヒレン属)
こちらの開花はほぼ終盤ですが、まだ少しは見られるでしょう・・
ホソバノヤマハハコ(キク科ヤマハハコ属)
こちらの開花状態はほぼ終焉で残り花の状態です。

 1等三角点の生石ケ峰頂上南斜面でゆったりとお弁当を広げて花談義も賑やかでした。そのすぐ足元にはホソバノヤマハハコ、カワラナデシコなどが満開で微笑んでいました。

ススキの草原散策の中で生石ケ峰を振り返る。 帰り道の前方に笠石一帯

 多くのお花に時間のたつのも忘れるほどで、結局樹木の実ものも含め約40種ほども出会えました。その種は次のようなものです。

草原一帯
ノコンギク・イナカギク・シロヨメナ・シオン・リュウノウギク・ヤクシソウ・ヨシノアザミ・ヤマハッカ・アキノキリンソウ・セイタカアワダチソウ・コウゾリナ・マツムシソウ・ツリガネニンジン・ツルリンドウ・リンドウ・センブリ・ナギナタコウジュ・フユノハナワラビ・カワラナデシコ・ゲンノショウコ・オミナエシ・オトコエシ・イタドリ・イヌタデ・ハナタデ・タニタデ・アキノウナギツカミなど

硯水湿原
ワレモコウ・キセルアザミ・ヨシノアザミ・サワヒヨドリ・ウメバチソウ・シオガマギク・ヒキオコシ・アケボノソウ・クルマバナ・ゲンノショウコなど

花や果実をつけていた樹木たち
テリハノイバラ・エゴノキ・アブラチャン・タンナサワフタギ・イヌツゲ・イヌザンショウ・サルマメ・サルトリイバラ・ウツギ・ウリハダカエデ・マルバハギ・ハイメドハギ・ミヤマガマズミなど

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