北ア 紅葉の涸沢カール 07.10.9~11 快晴

 年々紅葉は赤色の景色が減少気味のように感じるのは私だけでしょうか?、、、今年も涸沢の紅葉は黄葉が目立っているように思えてなりませんでした。やはり温暖化現象は大きな原因だと思われます。そういいながらの紅葉登山でしたが、そこそこ楽しめました。

涸沢小屋下より北穂高岳を見上げる。
ウラジロナナカマド越しに奥穂高岳を見上げる。
涸沢カールから前穂高岳を見上げる。

 

キャンプ場より右に涸沢槍、その左が涸沢岳 山肌を染め上げる紅葉
涸沢小屋テラスから屏風の頭越しに常念岳(左) 徳沢手前あたりで梓川の上は明神岳

 なお、紅葉していた主な樹木は、残念ながらリンク切れとなってしまいました。申し訳ありません。 

*紅葉のメカニズム 
 秋口になると植物たちは紅葉して落葉するための冬の準備をします。実は紅葉するのは樹木の生態保護のためなのです。それでは具体的にメカニズムについてふれてみましょう。

 秋から冬にかけて気温の低下とともに葉柄の付け根に離層というコルク層が形成され、葉と茎の間で水分や栄養の流れが悪くなって光合成により作られた糖分が葉に蓄積し、ここから「アントシアン」という赤い色素が作られクロロフィルという葉緑素が分解されて緑の色素が減少すると紅葉となります。

 これらの過程をへていろいろな紅葉になる一方で、これまで目立たなかった黄色の「カロチノイド」という色素が目立って現れてきて黄葉となるのです。

 植物の種類や土壌、日照などによりこの過程には個性があり、極端には同じ枝の中で赤や黄色になることもあるなど、主として赤、黄それにまれに橙、紫色というさまざまな色合いの葉となります。

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