湖北 己高山 923m 晴れ 07.10.2 

古橋--登山口--六地蔵--馬・牛止め--鶏足寺跡--己高山--
石道寺コース--西への分岐--石道寺--飯福寺--己高庵

 湖北の山麓周辺には山岳寺院が多いようですが、その湖北仏教の中心地でもある己高山を久しぶりに訪れました。紅葉はまだ始まってはいませんでしたが、自然林の中に爽やかな秋風を感じながら秋花がそこそこ咲き残っておりましたので、きつい登りと下り道の山でしたが苦もなく楽しい山歩きができました。

 今回のお花ではコウヤボウキ(キク科)は日ごろから普通にどちらの山でも見ていますが、よく似た『オケラ』に出会うことができラッキーでした。ただ、コウヤボウキが木本であるのに対し、こちらオケラは多年草の歴とした山野草である点が大きな相違点でしょう。京都では大晦日の八坂神社におけるオケラ火はあまりにも有名な話ですよね。

 しかし、このオケラの花もその後に己高山へ登る度に、お客様にその旨説明して、一緒にその花を探し回っていたのですが、一度も見つけることはなかったのです。(追記、令和3年正月)

キク科オケラ  雌頭花、総苞の回りに魚の骨のような苞が特徴

 いろいろ出逢った山野草たちの一部ですがアルバムも公開してたのですが、残念ながらリンク切れとなっています。他にはシュウカイドウ、コウヤボウキ、ホツツジ、アキノキリンソウ、ツリフネソウ、サラシナショウマ、ツルボなどのお花も咲いていました。

 下山後、飯福寺から己高閣に向う畑にこんなものが植えられ、その株の中にきれいな花をつけていましたが、初めて見るもので調査の結果、ショウガ科の秋ウコンと判明しました。漢方やウコン茶など重宝な植物のようです。

秋ウコン(ショウガ科) 白い花びら状のものは苞で花は直下の黄色い部分とのことです。

 

近江で一番古いといわれる五合目の六地蔵 標高800m地の開けた空間にある鶏足寺跡
山頂には3等三角点、そばには大岩が祀られる。 山頂の東側が切り開かれ愛しの伊吹山にも対面

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