湖西  駒 ケ 岳 780m   07.5.21 

バス停足谷口--池原山--林道終点--744ピーク--ブナ池--森林公園分岐
--駒ケ岳--西谷分岐--696から林道へ--中小屋--バス停木地山前

 滋賀県と福井県の県境尾根の小さなピークで全国に数ある駒ケ岳の中で最西端の山へ出かけました。期待していたお花は今いちではありましたが、ブナやミズナラの新緑が目や心に優しく、森林の樹木や植物が放出しているフイトンチッドが最高で、まさに森林浴効果さらにはリラクゼーシヨン効果抜群の森遊びが叶えられました。

足谷からすぐに急登を50分で605mの池原山
3等三角点、605.4m
池原山から約1時間でブナの立ち並ぶかたわら
には池が神秘的です。
池からはすぐに福井県が設置した森林公園分岐
ブナ、ミズナラ、イヌシデなどの稜線はすばらしい
ブナの林床にはハイイヌガヤが地を這って
います。
森林公園への道標から30分で駒ケ岳です。
3等三角点、780.1m
福井県側の展望が抜群です。手前に湖北武奈
ケ岳、奥の稜線の右に三重岳、左に三十三間山
です。
ピン甘ご免です。すぼんでばかりの姿で最初は
何か?でしたが、単にタニギキョウでした。
ヤマクワガタ(ゴマノハグサ科)
クワガタソウより鋸歯が鈍く、草丈も低い
サワシバ(カバノキ科)クマシデより葉の幅がやや
広く、側脈は15~23と少ない。
クマシデの側脈は20~24あり、詰まって見えます。
ハクウンボク(エゴノキ科)優美さと気品を兼ね備
え数ある樹木の中でもトップクラスの美花と称
えられています。
白い花が群がって咲く様子を白雲に見立てた
ものですが、まだつぼみばかりで残念でした。

 他に見られた種は次のとおりでした。

山野草ではミヤコアオイ・コウライテンナンショウ・ミズタビラコ・トキワハゼ・ヘビイチゴ・ジシバリ・シハイスミレ・ニョイスミレくらいでお花の時季の5月にもかかわらず、極めて植物層淋しい山だったのではないでしょうか。

樹木花ではフジ・トチノキ・ホオノキ・ミズキたちの満開の様子が車窓から楽しめました。また登山道沿いではタニウツギ・タンナサワフタギ・カマツカ・アズキナシ・カゴノキ・ウワミズザクラ・ムシカリ・ケナシヤブデマリ・ツリバナ・ツルデマリ・ツタウルシなどの蕾やお花が見られ、イワガラミはまだ蕾も見えませんでした。

 なお、この駒ケ岳には時季を変えて歩くとナツエビネの群落が見られる穴場であることも意外に知られていません。昨年の8月に歩いた様子も公開していましたが、14年も経つとリンク切れとなってしまいました。トホホ

 ホームヘ