三田 有馬富士 H18.3.25 晴れ

 田園に似合うふるさと富士と秋にはピンクや白の花が咲き乱れるコスモス風景が続くといわれる千丈寺湖の里山をハイキングで楽しんだ。
 兵庫県が大々的に手をいれた有馬富士一帯は手軽なファミリーハイクが、広大な自然の中で満喫できる有馬富士公園としてきれいすぎるほどに手入れされている。

 

 小春日和の一日、のどかな三田方面はまだまだ春は浅く、植物たちも目覚めるにはもうすこし間がいるようだ。それでも早いお花がちらほら見られた。

 ショウジョウバカマもたくさん目だしが始まっていたが、
開花は数少なかった。
 コケの仲間のハイゴケが池の法面に逆光に
輝いていた。
 クヌギ林などの自然林続く林床にはヒメカンスゲも
開花が始まったようだ。
 きれいに手入れされた一帯の中で3~4本の
ヤマナラシが残されていたが、やや花時が過ぎていた。
同じ仲間のネコヤナギも湿地帯では芽吹きが始まっていた。
 公園ではどちらでも見られるレンギョウも咲き初めで
ある。隋が中空はほんとのレンギョウそのものである。
他にもシナ・・、チョウセン・・、ヤマト・・、ショウドシマ・・
などがある。
 レンギョウ以外は幹の隋が隔壁となる。植栽ではほ
とんどが剪定されてしまうので分りにくいが、放置状態
では直立するのがシナ・・、弓なりにしだれるのがチョ
ウセン・・、ヤマト・・は中国地方、ショウドシマ・・は香川
県小豆島に分布
 ダンコウバイがきれいに咲いていた。同じ仲間のアブラチャンとの花だけでの見分けは至難の業だ。
 花柄のないのがダンコウバイだ。もっともこの木についていた枯葉で3浅裂していたため単葉のアブラチャ
ンとは同定も容易であった。
さすがに有馬富士の名前どうりのなだらかな姿である。
 374mの頂上は小広い。久しぶりに小さな4等三角
点が見られた。
 ちなみに1等=18cm角の石柱、2~3等=15cm、
4等=12cmの大きさと決まっているようだ。
また、○等三角点と文字が刻まれて埋められた方角
が南方を指す決まりもあるようだ。

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