箕面勝尾寺 八天石蔵巡り H18.3.11 曇

 西国札所23番の箕面勝尾寺には、寺域を明示するために約750年前の鎌倉時代に周囲8ケ所に4体の四天王像と4体の明王像を埋納した。これを八天石蔵と称し国の天然記念物に指定を受けているが、この石蔵巡りを植物を見ながら楽しんだ。

金剛夜叉明王像石蔵 多聞天像石蔵
降三世明王像石蔵 持国天像石蔵
軍茶利明王像石蔵 大威徳明王像石蔵
 八天杉と言われる大木の杉の真下
にある増長天像石蔵は現在倒れた
ままとなっている。
 この場所は車道から鉄梯子を降り、
川沿いの崖状を行かねばならない。
 したがってやや危険をともなうため
に上から見るだけとしたので画像は
ない。
広目天像石蔵 増長天像石蔵

 道のりは結構長く15km近くはあっただろうか。しかしアップダウンはそんなにはなく早春の低山ハイクが楽しめた。
 植物達はそろそろ暖かくなってきたために開花間もないものが増えてきた。クロモジ、キブシも黄色い花芽が膨らんできた。独特の花を咲かせるイヌガシも見られた。ウグイスカグラもスタンバイOKだ。侘び助タイプのヤブツバキも上品に咲いていた。アカシデも枝先が黄色く遠目からは全体的に赤っぽくにも見える。
 

   
      ヤブツバキ(ツバキ科)                ヤマウグイスカグラ(スイカズラ科) 

 ビジターセンターではセリバオウレン、ウスギオウレンがほぼ終焉だったが、ミスミソウ、スハマソウが満開で春がきたよと告げてくれていた。

          ミスミソウ(キンポウゲ科) スハマソウ(キンポウゲ科)

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