比良小女郎池西尾根からホッケ山’15.1.14 曇り

坂下-小女郎池西尾根-P762-ケルン地-縦走路-ホッケ山-ホッケ谷右岸尾根-P735-林道-志賀中学-JR蓬莱駅 

 今年最初の比良は小女郎ケ池から西へ伸びる尾根を登って最高点より高層湿原の池を眺め、池から蓬莱山に登って武奈とコヤマノ岳を展望し、ホッケ山へ降ってホッケ谷右岸尾根を降るコースを歩こうと出かけました。

 本年は元旦から寒気がやってきて、そこそこの雪の年となりました。さすがに小女郎池西尾根もタフな歩きを要求され、このコースの小女郎ケ池までの最高点(Ca1090m)でもある遭難碑のケルン地点到着が1時間40分も遅れてしまい、こんな調子なら時間切れになりそうだなと判断し、予定の蓬莱山までのピストンは断念せざるを得ませんでした。

 さて、坂下集落で自由乗降のバスを止めていただき(9:30)、近畿自然歩道の標識立つ右への道を下ると葛川橋を渡ります。突き当りを谷沿いに進めば一般道のサカ谷道へ入るのですが、今日も橋から右への近畿自然歩道をとりましょう。安曇川沿いの林道は今では車は通行止めとなっていますが、歩行には支障ありませんが、雪多い葛川橋を渡るとすぐにスノーシューをつけます。行者山トンネル入り口上あたりまでくれば左手に西尾根の取りつきです。 

 いよいよ小女郎池西尾根突入です。さぁ、積雪状態はどんなものでしょうか。わくわく気分も高揚します。このコースでの最初からスノーシューは初めてでした。途中で東から南に振るあたりでは、右に真西のピークが見下ろしています。皆子山東尾根の837あたりでしょうか。そして、こちらはすぐに平らな地で杉の植林地帯に着きます。地形図では広く真っ白のように見えていますが、植林帯で薄暗い地です。ここは右方向に目がいきますが、すぐに方向を変えて左へ降り、コルまで降り切ります。
 でもこれからが、コース中で一番の急登となります。右前面に杉林、左に境界線で雪べったりの急斜面を東方向に向いて小刻みにジグを切りながら登り上げましょう。でも100mほどの間ですから辛抱できる範囲でしょう。そして次第に緩やかになりだしてほぼ平なあたりがP762地点(11:10~15)でした。

 この地点で予定より半時間の遅れです。それもそのはず、シューを着けていても軽く足首より10cmは沈みます。もちろん、トレースは上までないのは覚悟の歩きでしたが、これほど沈めば、さらに先に進めばもっと沈むことは容易に判断できます。
 でも、半時間ほど頑張って左に太めのブナの木の立つあたりまで進みます。でも、でも、このあたりでもうシャリバテ状態です。昼食は小女郎ケ池での予定でしたから、このブナの木地あたりの昼食は想定外と言わざるをえません。
 しかし、そんなこと言ってられません、先の丹沢正月山行でのシャリバテでの苦労を思い出しました。。いさぎよく、ここで短時間の昼食(11:45~12:05)とします。実は今回はそんなこともあろうかと、腰を据えて昼食のガス類は止めにしていました。(以下全画像クリックで拡大可)

 これで元気回復です。ガンガン歩けばすぐに傾斜が緩んでくれました。でもシューの沈みは膝下あたりまで沈んでいたと思います。そして最後の方にもちょっとした登りがあってしんどくなるありさまでしたが、どうにか稜線に登り上げてそろそろかな、京都北山方面の展望が広がっているだろうと後ろを振りかえりましょう。
 ありました!。真西に広がる北山の大パノラマに今年もこの目に収めることができたのでした。愛宕、地蔵山、そして桟敷、雲取山、皆子山の右の奥に品谷山、そして峰床山に桑谷山も目に入ります。奥には小野村割岳でしょうか、もちろん、三国岳も見えています。このような大パノラマを静かに目にしましょう。

 北山の眺望を満足すれば最高点はそこです。すぐにケルンを探し回るのですが、1m2~30cmほどの高さだったがと探せば、ようやく頭だけがポツンと見えているではないですか。ということは軽く1m以上は積もっていることになります。50年以上前に遭難された碑でもあるケルン地に到着(13:10~20)でした。これより蓬莱、武奈ケ岳などの眺めに大満足となりました。
 そこで考えます。これより、蓬莱山をピストンには往復1時間以上かかりそうで、残念ながら即刻断念としましょう。それには東へ進んで縦走路に出合い、ホッケ山に降ってホッケ谷右岸尾根をJR蓬莱駅への予定ルートに下山することにしましょう。

 ↓の真ん中の画像をパノラマに広げました。

 そうと決まればケルン地からの眺めに間を取ります。小女郎ケ池の看板も見えています。今頃は蓬莱山山頂でのボーダーは楽しんでいるのでしょうか。こちらはひととおりの眺めをじっくりと楽しみ、最後にこの後に進む方面にもデジを向けましょう。ホッケ山のポールも見えています。奥には比叡山、その奥には金剛山でしょうか。

 これだけの展望を楽しめれば、蓬莱を断念しても心残りはありません。さぁ、後は下り道ばかりです。縦走路では途中これまで歩いたことのない方向にトレースが向かっています。そのトレースには目もくれずに楽な方向への我が道を行きます。
 新雪を蹴って雪庇ぎりぎりの稜線沿いを琵琶湖を友に悠然たるシューでした。振り返れば白く輝く滋賀県の最高峰でもある伊吹山が霊仙岳などの鈴鹿の山並みを従え輝いています。あの伊吹山にも来月中には挨拶が必要だろうなどと思いを馳せます。

 やがて、山頂は強風に吹き飛ばされて地が見えるホッケ山到着(13:48~53)でした。ここでも360度の大展望でした。もちろん、皆子に峰床、鎌倉山など北山の大展望でした。降りてきた方角を振り返りましょう。他のトレースは急な下りと登りをとっていたようです。
 ホッケの山頂から振り返ると(↓右画像)、そんな様子が分かるでしょうか。夏道が相当危険個所ならいざ知らず、ここの夏道は雪庇を考慮しながら山側を踏むことによって、そんなに危険ルートではありません。今回皆さんがトレースされたコースは無駄な体力を必要とするアップダウンルートではなかったのではないでしょうか。

 山頂からの南側の展望もよく見下ろせます。権現山、霊仙山に、山の斜面が白くなっている先の魚の子山、大尾山から水井山など比叡山へ続く山並みが見えます。もちろん、我が降る道も見下ろします。P735からのホッケ谷右岸尾根が下がっています。山頂より5分ほどの駆け下りで、縦走路から分かれて尾根に入りましょう。これよりもちろんノントレーです。

 大岩を過ぎればホッケ谷分岐はすぐでした。下りですから一気に降りてきました。いつもと違い、今日は風もなく、ここでようやく行動食(14:20~27)タイムです。そして、すぐ目の前の735Pで高度計の微調整をし、この後の道不鮮明箇所の高度確認とします。

 735Pから下って植林帯が終われば自然林となって標高700mあたりでしょう。右側の入口(↓画像一番左)には赤テープがあり分かり易いのですが、この後のテープは無雪期は分かりますが、今回のように多い雪がテープを隠し、見えないほうが多いようですから、それらしき道形を探しながら歩きましょう。

 進入口の自然林からはまず右へ直進しすぐに左折して直進し、またすぐに右折して直進して最後の左折、そして直進(ここまででは、この部分が一番長い直進といってもわずかですが・・)すれば標高600mあたりで、最後の右折(南)をしましょう。これよりまっすぐ下る作業道(↓の真ん中の画像)のような道形を探して550mあたり(この部分は相当長い)まで降りましょう。この作業道では雪道となればどうしても倒木が増えてきて歩きづらくなっていました。

 やがて前方に南への尾根に真っ白に雪の乗った道(↓の一番右の画像)が目に入ります。その尾根に乗って下れば、少しでちょっとどっちへ行くの?、と考える箇所は、右側に赤テープがありますがやや分かりにくく、ここはすぐ反対の左側に降り、すぐで直進しそうになる所を右に方向を変えるのが一番わかりやすいでしょう。でも、すぐにこの部分にも一部倒木箇所ありですが・・。

 その後は道なりに進み、480mあたりで「北浜県営林」の一つ目の白い看板が立っています。私はいつもここが最後のお休み処としています。そして二つ目の同じ看板(390m)に出合えば下に林道が見えています。林道(15:20)に降りればやれやれです。
 少し歩けば葉っぱが明るい茶褐色に紅葉しても樹についたままになっているのが特徴のヤマコウバシが目に飛び込んできました。冬時は樹木観察も容易ではないのが残念です。 結局本日は平日のためでしょうか、山中で誰一人の登山者とも出会いませんでした。いえ、土日であっても縦走路以外では人の姿はまず見られないことでしょう・・・

 さぁ、この後1時間ほどの林道歩きです。林道に降り立ち、すぐに出合う林道の分岐は左折せずに、右に進めば次のはっきりとした四差路(標高265mあたり)まで道なりです。私はこの四差路は遠周りとなる直進道は止めて、この分岐を左折し別荘地へ入ってから湖西道路を潜って、分岐を左折して志賀中学校グランド上あたりから比良山塊を振り返ります。

 最後のまたすばらしい眺めに大満足でした。この後は道なりに降ってJR蓬莱駅へ到着(16:20)します。ところが新快速が出たところでしたから、暖かい待合室でほっこりさせていただけました。お疲れ様でした。

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擂鉢山から烏谷山 '15.1.20  細川尾根から武奈ケ岳'15.1.29