京都西山 ポンポン山から美女谷へ ’14.3.6 曇り後小雪

 立石橋-正面谷-ゴルフ場下展望台-林道-京青ノ森-釈迦岳-ポンポン山-東海自然歩道-
 美女谷-メガネ橋-川久保渓谷-水声ノ道東尾根-東海自然歩道-釈迦岳-嫁入道-立石橋 

 そろそろフクジュソウは咲いただろうかと本年初めてのポンポン山へ向かいました。ところが途中から小雪がどんどん降り出してきたのでした。足元も白くなってしまい、こりゃーお花どころではないのではと心配になってきます。

 もちろん、そんなこともあろうかと登山口あたりでも、スミレの中で一番早く咲くことで知られる「アオイスミレ」をチェックしていますから、フクちゃんが無理なら仕方ありません。他にも途中ではアリドオシやウチワゴケなども観察です。

     

 あいかわらずのんきな一人旅の自然観察とします。イヌガシはまだまだ蕾みであの独特な花姿が見られません。そして昨年でしょうか、ゴルフ場下あたりに林道が伸びています。今日はその林道もチェックしてみましょうとゴルフ場下の展望台へ荒れた谷筋を急登します。この道も久しぶりでしたが、ほとんと利用がないとみえ、相当の荒れようでした。関電の巡視の方もそんなに利用していないようです。残念ながら林道右左には目新しい樹木類も目に止まりませんでした。

     
 アリドオシ    ウチワゴケ

 このように、なんでもいいから楽しみながら歩きましょう。京青ノ森の四っ辻、通い慣れたいつもの道です。釈迦岳に挨拶して、そろそろマンサクの黄色い花が咲いていないかな~と目を皿のようにして歩きましたが、雪の中で見ずらいのか分かりませんでした。

 ほどなくポンポン山(11:00~05)です。平日の雪舞う寒空の頂に着いても人の姿はありません。もちろん愛宕すら見えません。う~ん、どうしたものかなと思案したところへ反対の北側から一人の方が上がって来られました。すかさず、フクジュソウは見て来られましたか?、と声をかけます。すると、全然ダメでした、ほんのわずかな蕾を見せてくれたくらいで、この寒さの中ですし、咲いてくれる状態ではなく、まだまだ見に行くには早すぎました。との答えです。

 この説明から、すぐにフクジュソウ地へは止めにしましょう。そして予定していた美女谷へ下ろうと心決めます。ポンポン山山頂から本山寺方向に10分もしないで美女谷の取りつきでした。倒れかかった松の木と枯れ木の積み重ねた箇所がその目印です。もちろん赤いテープが目に入ります。
 これより最初は植林地の降り一辺倒です。多少の雪も残っていますから滑らないように歩くのが本日の一番の注意点です。伐採木や倒木の隙間に足を取られないように上手く歩きましょう。

     

 ともあれ、谷歩きは登るよりも降るのが一番容易です。降りは支流に出会えば下流へ進めばいいのですから、今日ばかりは地図も広げる必要はありません。そして、この美女谷コースには古くはなっていますが、丁寧なお手製の指導標が何か所も下げられているため、まず大丈夫でしょう。


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 それよりもコースは最後まで足元注意が続きます。小さな沢にかかる橋もほとんどが朽ちています。橋に乗れる箇所は限られます。もっともこのような状態の谷だから、歩く面白みがあるのでしょうか。いずれにしても捻挫、骨折など禁物です。一人で入ればアクシデントがあっても、誰にも出会うことはありませんから怪我は厳禁です。主な橋の様子を並べてみましょう。他にもあと3か所橋はあったと思いますが、ほとんど流木、枯れ木、倒木などがかぶって渡れる状態ではなかったようです。。

             
 最初の橋は渡れず、左に降ります。    右側の土の上を進みます。   左の土を踏んで先の道へ     これはそろりと橋の上を

 そんな谷歩きですが、何度も谷の支流と出会って、最後に大きな岩を下側よりに巻いて、ずるずるとザレた下が浅い沢の流れで、その上には下から上がってきている林道終端が見えてやれやれとの気持ちとなりました。

     
 右から降りて手前に降ります。    向いに林道終端が見えます。

 林道に上がれば、すぐに昨秋の台風18号で林道が川と化し急流により、見事に林道が掘り返されて骨組が丸見えとなって、林道の役目がなされなくなっています。でも歩く分には支障なく通過できます。下ったT字路がメガネ橋で川久保渓谷の林道です。

     
 林道が掘り返され   右上より降り、 メガネ橋を振り返って

 ここを左折して少しで水声ノ道を左に見送ります。その先に二ヶ所のコンクリート橋の上を水が流れていますが、浅く一跨ぎで渡渉しましょう。今度は水声ノ道東尾根を登ります。でも丁度12時、うまい具合に日が射して暖かくなってきてくれました。このあたりでお昼(12:00~20)としましょう。
 今年の秋にはこの谷奥で群落を作るというオタカラコウを見に行きたいものだと、空気も冴え冴えとした啓蟄の日の光を存分に受けながら、清々しい早春が目の前となってきたと、心うきうき昼食がなんとも美味く春なのだとワクワク気分を感じるのでした。

 満腹後は一気に尾根の植林帯を登って、水声ノ道に合してカタクリ群生地前まで上がります。もちろん、このコナラ、クヌギにホオノキなどの落葉樹林立つちょっとした広場は一面が雪原となっています。もう一か月もすれば、あの可愛らしいカタクリが大勢の花好きを呼ぶことでしょう。

 後は小雪舞う稜線を南下し、釈迦岳、京青ノ森と降り、クリンソウの群落地から左折して、「レスキューポイント長ー3」より嫁入道へ入ります。このルートもレスキューの看板が昨年でしょうか、立てられたことによるものと思われますが、比較的人の入りもあるようになって、道の荒れ具合が改善の様子となっていました。

 一時このルートに何度か手を入れた者にとっては嬉しい限りの道でした。そして次の分岐で「長ー4」の立つところは直進に赤いテープが付けられていましたが、直進するルートを私は手を入れてないために荒れ放題となっています。また太い木の倒木も多く、極めて歩き難いです。
 やはり本線はこのポイント地を右折するように整備していますから、迷うことなく展望台を経てからその下の方では植林の伐採も進み、明るくなってきていました。そしてすぐで竹藪地まで降りられます。この筍地には猪除けの金網が最近設置されたようです。そこへ出入口がありますのでこれを開けて入って直進すれば、突き当りの道も草刈されて歩きやすくなっていましたので、西山キャンプ場へはすんなりでした。

 その後はキャンプ場から林道を行き、日当たりのよい法面には本日のスミレ第二段である「ナガバタチツボスミレ」が咲き初めとなっていました。少し歩けば立石橋到着でした。本日の歩きは立石橋周回でほぼ6時間の歩きとなりました。なお、歩いた軌跡はこちらからご覧ください。

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