北山 魚谷山 ’14.1.29

 岩屋橋-祖父谷林道-オ梅谷林道-惣谷林道-魚谷峠-魚谷山-柳谷峠-尾根道-芹生峠分岐-滝谷峠-尾根道-夜泣峠-二ノ瀬駅

 北山の雪を見にいこうと魚谷山を歩きました。もっとも温度上昇によって雪は消えかかってしまっていました。それでも今日はポカポカ陽気の中の小春日和のような気分でルンルン歩きとなりました。今回はもくもくバスに乗り、雲ケ畑の岩屋橋終点で下車、祖父谷林道(9:12)を歩き始めます。雪はないのですが、谷水の流れが凍って道は滑り易く、足元を気にしながらの歩きでした。

 暖房の利き過ぎたバスを下車すると北山の空気がひんやりとして冷気もここちよく、よし、今日も元気な北山ハイクとしようと心弾みます。するとほどなくオ梅谷林道への橋到着(9:53)となりました。印ばかりの雪が残っています。ザックにはアイゼン、それに背中へはスノーシューを担いでいますが、どうやらこれでは両方の出番が微妙だなと変な心配となります。

 オ梅谷に入ると最初の林道別れ手前くらいになると雪も次第に増えてきます。そしてこの林道に取りついた橋より半時間でその林道分岐でした。これよりすぐ上で従来の山道と左への林道ですが、今回は左への林道迂回ルートを進みます。
 どんどん吹きだまりの雪が多くなってツボ足で前進します。すると目の前が明るくなって惣谷林道合流でした。ここは左折となります。時間があれば右へ進んで伐採地からの大展望も楽しめるのですが、今日はパスして左へすぐで魚谷峠へ11時ころの到着でした。この峠には今上がってきたオ梅谷が惣谷林道に合して魚谷峠へ、そしてその惣谷、松尾谷の各林道に反対側の北向きからの大狼峠への林道がこの峠まで続いています。

         
         

 この魚谷峠までくれば雪もあり、アイゼンをつけて山頂へ向かいましょう。雑木の中を歩けば20分もしないで山頂到着(11:17~12:30)です。踏み跡もなく、誰もいない魚谷山を貸切りで暖かく青空の元で暖ったか鍋してのんびりの大昼食としましょう。これだけ暖かい一日なのに誰も来ないなんて信じられない気持ちでした。

 ふと腕を覗くとアレ~、1時間以上も座っていたのか・・とあわててスノーシューを装着します。いいですね、この静けさの中の北山独占です。枯野の雑木林の中をあっちへいったりこっちへいったりとシュー遊びに夢中でした。
 知らぬ間に柳沢峠(12:38)の標示が目に入ります。さぁ、今日はこの後のコースを予定どうり尾根道より芹生峠上から滝谷峠へ下りましょう。ということでこの柳谷峠から少しだけ登りです。ところがどっこい、この登りが南向き斜面ということを忘れていました。そうです、雪がところどころで消え、地肌が出ているではありませんか。え~い、面倒だと雪のある方目がけて遠う周りします。

 そして830P手前あたりで東への尾根に向きを振ります。さすがにこちら方面には雪もシューに都合のよいくらい残ってくれています。東へ東へと進めばまた直に南へ降って最初のコル(13:16)でした。ここであたりの雪景色にうっとりとしながら一本たてましょう。

 その後の急登からすぐで今度は二度目の小さな鞍部ですが、この二つ目の急登はこちらの方がきつかったように思えました。でもこの二つ目の急登を上がると芹生峠分岐が近く、その前にミニ展望台から北東方面の白い頂を眺めましょう。その頂の右には紅白の大鉄塔が立っています。そうです、白い頂は比良の蓬莱山そして鉄塔は花背のドコモの鉄塔でした。

 
 
 
下は芹生峠、クリックで拡大    クリックで蓬莱山にドコモ鉄塔を

 元の道に戻りながら今度は反対方向を眺めると遠くに愛宕と地蔵山の稜線が長く伸びています。手前には食事をしていた魚谷山と鞍部は柳谷峠、その右のピークは830でしょうか。ひとしきりの眺めを楽しみながら左下に芹生峠を見下ろして、先の760Pへ到着(13:54)でまたまた展望休憩としましょう。歩いて来た尾根をぐるりと見渡しながら、青空の下でこのような最高の山歩きができた幸せを今日もしみじみと健康感に浸り切ります。。

 そして滝谷峠へ半時間(14:30)ほどで降ります。この後は単純な二ノ瀬道歩きですからゆったり気分で歩きます。貴船山分岐からすぐで二ノ瀬尾根コース(15:08)へ入りましょう。ところがすぐ先でケヤキの大木が三か所も少しの間隔で立っていました。とりわけ最後の大ケヤキにはびっくりものでした。樹齢何○○○年ほどでしょうか。

     
 大ケヤキの下半分    その上部

 そして二ノ瀬ユリ道の広くなった部分の合流地点(15:44)です。この合流すぐで一番左が二ノ瀬駅へ、次が夜泣峠へ、一番右が大岩への分岐点でしたが、今回は真ん中の尾根道へ上がって夜泣峠へ向かいましょう。

 
   
 夜泣峠への登り口    夜泣峠に立つ看板

 そして惟喬親王ゆかりの夜泣峠(16:11)着でした。この峠は歴史ある峠のようです。東海自然歩道の看板や京都一周トレイルの道標などにぎやかでした。この後は叡電二ノ瀬駅へ25分で細い登山道を下りました。本日のコースは約14kmで9時ころから16時半のほぼ7時間半の歩きでした。。

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