京都西山 ポンポン山 ’13.11.23

 晴れわたった土日の行楽日和で、私が山頂についた時は11時半ころでしたが、そんなに混んではいませんでした。ところが12時ころにはいつの間にやら70~80人は十分いたのではないでしょうか。立錐の余地もないとはこのことでしょう。ごった返す頂には7~8割方が山ガール、山ボーイで、中高年の人たちも圧倒されてしまい小さくなっているように見えました。わたしもその様子に驚くばかりで写真は撮り忘れてしまいました。


まだ空いていた山頂11:30

 イエ、ほんとうは山頂のバラ科のカマツカが真っ赤な果実をたくさんつけて青空に映えているのがうれしく、そちらの樹木ばかり眺めていたのでした。私はこの山頂でアセビ、イソノキ、イヌツゲ、ウリハダカエデ、ウワミズザクラ、カナクギノキ、クロモジ、コバノミツバツツジ、シバグリ、ソヨゴ、ネジキ、ナツハゼ、ヒサカキ、マツ、マルバアオダモ、モチツツジの計16種の樹木確認をしてはいるのですが、今回は果実を残していたのはカマツカ、カナクギノキの二種のみでしたが、とりわけカマツカ↓の見事な実には驚かされるほどの実なりでした。

 ところが、そこへ飛んできた一羽の美しい鳥が梢にとまって、この赤い実を食べ出したのです。3~4mほどの樹下では多くの若者が山頂を踏んで興奮気味に大声で歓談が広がっているのですが、きれいな鳥は帰宅後調べてみますとアトリとのことですが、山頂で木の下の喧騒には無頓着で実をついばむのに夢中でした。
 そんな鳥さんのお食事の姿を自分ひとりで画像に収めていましたが、皆さんは喋るのに忙しいのか、日常の憂さ晴らしの方が楽しいのでしょうか・・・せっかく非日常の大自然の中に身を置いているのですから、もっと本来の山の楽しみ方を心得て、これからは充実の登山を目指してほしいものだな、との思いばかりでした。。。。

 さて、この後は山頂までに目についた樹種ですが、いつものように植物観察としましょう。

カナクギノキ果実 カナクギノキ冬芽 クロモジ冬芽 クロモジ タムシバ葉 タムシバ冬芽
ヒメヤシャブシ冬芽 ヒメヤシャブシ果実 ウリハダカエデ葉 ウリハダカエデ冬芽 アカシデ葉 アカシデ黄葉
アカシデ葉裏表 ヤブムラサキ果実 ヤブムラサキ冬芽 アオハダ果実 ケケンポナシ葉 ヒサカキ果実

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