余呉 七々頭ケ岳 '13..1.6 曇り

 本年最初の余呉の山をスノーシューで楽しめました。七々頭ケ岳というおもしろい名前の謂われは山麓の上丹生、菅並、摺墨(スルミ)の地区から七つの尾根が集まることから呼ばれているようです。山頂には観音さんが祀られ、伝説と信仰の山として、今でも上丹生、菅並の集落から参道整備も行われ、山頂の観音さんもしっかりと守られているようです。

 余呉トレイルクラブの例会としてはうれしい多くの参加があり、送迎バス満席状態であります。これからも是非多くの参加者が参加されることを期待したいものです。しかし、多くの参加でやはり登りの時間は2時間を越えるほどとなってしまいましたが、それも致し方ありません。

 今年も豪雪地帯として知られるこの山域においても、積雪はそう多くなく、やや物足りなさはありましたが、それでもなんとか最初からスノーシュー歩きとなり、最初からの急坂をゆっくりのんびりズムで、それこそスノーシュー歩きを楽しみながら山頂を目指しました。しかし、展望はほとんど恵まれない曇り空ばかりで、余呉の雄である横山はもちろん雲の中、せいぜい東の墓谷山くらいしか頭を見せてはくれませんでした。

 でも、急坂がすぎてくると立派なブナ林が林立し、山歩きする方々にはこの景色がなんともいえません。いえ、この景色がお目当てでのスノーシュー歩きの方がいるくらいなのです。そうです、ブナの分布は普通標高500~1000mくらいが多いのですが、この七々頭ケ岳では低標高ブナとして250mくらいから見られることで知られているのです。

 

     
 ブナ林の中の歩き    墓谷山も見え~ 

 もちろん、アニマルトラッキングも山歩きのみなさん興味があります。さぁ、この足跡は誰のもの・・?

動物たちのよく似た足跡での相違点を見比べてみましょう。

 1.きつね=指4本、足跡ほぼ一列で進んでいる。   たぬき=指4本ほぼ二列で進む また足の爪痕の幅はきつねの方が幅が狭く見え、たぬきは幅が外に出がちのように見える。

 2.うさぎ=指は前後とも4本だが、後ろ足が14cmと大きいのが特徴   リス=うさぎと同じような足跡だが前の指が4本で後ろが5本であるが、指ははっきり見えないので後ろ足の5cmと小さいのがリス

 3.ニホンジカとカモシカ=両者は区別ほとんど不可能、後ろ足の大きさは5cmくらい    イノシシ=後ろ足の大きさ7cmで鹿よりやや大きく、後ろ足の後ろに副亭がつくのが特徴

 4.テン=指前後とも5本、後ろ足3.5cm    アナグマ=指前後とも5本だが、後ろ足の大きさが6.5cmとテンより倍ほど大きいのが特徴

 

 そうこうしながら、2時間をすぎてようやく西林寺の観音堂の立つ七々頭ケ岳山頂でした。30分ほど昼食大休止でした。今日はそう寒くはなかったですね。

西林寺観音堂 山頂のブナの古木 この下に三角点が・・

 さぁ、下山です。またまた急な下りが待っています。スノーシューの楽しみである「駆け下り」をやりながら下りましょう。この駆け下りには最初は少々勇気がいりますが、慣れればエ~?という斜面でもなんのその、楽しい限りの駆け下りとなります。最初に出てくる大木のブナの立つあたりではみなさん、まだ疑心暗鬼の様子~~、でもこのような七々頭ケ岳が振り返って見えるころにはほとんどの方が駆け下りを楽しまれるようになります。

     
 ブナの大木が君臨   樹間より七々頭ケ岳 

 でも、夏道東南への激下り道は避けて、南への尾根どおしを歩くも、最後の車道直前の急坂下りに苦労する方がみられて、やや時間がかかりましたが、どうにか全員無事に車道に降り立ち送迎バスに乗り込めました。下りなのに3時間もかかってしまいました。聞けば参加者の中にスノーシュー初心者の方が数名おられたようで致し方ない歩きとなりました。

 
 今回のコースです。

 

 さて、帰り道に賤ヶ岳の東山麓にある大音集落の伊香具神社に立ち寄りましてお参りをさせていただきました。というのはここの神社鳥居がとりわけ珍しい鳥居だと知っての参拝でした。境内の入口には、少し変わった鳥居が立っていました。鳥居の分類としては神明鳥居でしょう。それに、両部鳥居のように稚児柱が付いていますが、これが通常四本のところを、倍の八本。さらに、鳥居左右に三輪鳥居のように脇鳥居が付いています。
 境内の案内では「伊香式鳥居」という説明もありました。往古、このあたりは湖沼地であったため、水辺の不安定な場所で、安定性を確保するための稚児柱と、奈備である香具山を祀る形態が三輪に通じるということらしいです。


伊香具神社伊香式鳥居

 さらに伊香具神社の神社建築様式についても見てみましょう。

     
拝殿、入母屋造(葦葺き)     本殿、一間社流造

入母屋造

 入母屋造は、中古、宮殿の形式として、廻縁を付け、庇が四方ある屋根を持つ様式で、平安時代中葉より神社に応用されたものらしい。代表的な入母屋造りの神社では滋賀県の三上山(標高432m)の山麓に鎮座し、三上山を神体山として祀る神社である御神神社の本殿、拝殿、楼門すべて入母屋造の様式である。

 

一間社流造

 伊勢神宮に代表される神明造から発展し、屋根が反り、屋根が前に曲線形に長く伸びて向拝(こうはい、庇)となったもの。全国で最も多い神社本殿形式であり、本殿は流造、春日造が一般的で、特に流造は日本の約7割を占めている。なお、桁行(正面)の柱間が1間(柱が2本)であれば一間社流造、3間(柱が4本)であれば三間社流造という。

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