越後  六万騎山から飯綱山   '12.5.7

 ようやくGWの山仕事を無事に事故もなく終えることができました。ならばと疲れた心身を癒すために休む間もなく、本来の得意の単独行で越後の花巡りを楽しむこととします。今回のお目当ては坂戸山のカタクリでした。六日町ではいろいろなカタクリ群生地が見ごろ時期をずらせながら楽しめるとのことです。

 しかし、そうはいっても5月にはいってもう終わったとの情報ながら、植物層豊かな一帯のようなために、まずは六万騎山から徘徊の始まりでした。この里山は六万騎山(ろくまんぎやま)といい、新潟県南魚沼市にある山で、標高は320.7mの小さな丘、麓からハイキングコースが整備されており、登り下りの両方とも道沿いにカタクリの群落がみられるとの観光協会のパンフで宣伝されており、大きな期待でやってきました。。


六日町カタクリ保存会のトレッキングマップをお借りしました。

 まずはこの山の歴史について覗いてみましょう。山頂には南北朝時代に山城が築かれ、上田長尾氏による南の坂戸城時代の重要な拠点であったようです。その詳細は登山口にも説明板が設置されています。↓の画像クリックで拡大

 庚申塔登山口から取りつき地蔵尊へ周回です。もちろんカタクリは終わっていましたが、独特の姿の緑色の実が林立するさまに、その群生のすごさの確認ができただけでも満足でした。カタクリは別にして他にもいろいろなお花たちが見られます。もちろんお花だけでなく、4等三角点埋まる山頂からの展望にも満足でした。北に守門岳、南には巻機山に遠くは苗場山などのお馴染みの山が待っていてくれました。

 さぁ、植物群です。もっともほとんど見慣れたお花ばかりではあったのですが・・・もちろん以下のもの以外にもいろいろと見せてくれました。エチゴキジムシロ多数、チゴユリちらほら、キランソウ、ニシキゴロモともに少し、アマドコロは少しで蕾でした。もちろんすごい群生のイカリソウは完全に終了でデジも向ける気にはなれません。笑
 まずはスミレ類は個体数多く、特にタチツボスミレは賑やかでしたがやや終盤でした。


ナガハシスミレ

ニョイスミレ

オオタチツボスミレ

 そして本日の六万騎山で一番可愛いお花はいっぱいのフデリンドウでした。右画像は特徴が分かり易いように撮ってみました。根生葉は小さくロゼット状にならない。また茎の葉もハルリンドウより小さく裏面はしばしば赤紫色を帯びる。和名は蕾の形が筆の穂先を思わせることからの謂われのようです。

 続いて樹木花ですが、ユキツバキからです。その特徴ですが、最初の画像で分かるようにお花が平開し、ヤブツバキはしない。次に花糸(雄しべのこと)は黄色だが、ヤブツバキは白色、最後の画像の葉裏を日に透かすと葉脈が見えるがヤブ・・は見えない。

 次はユキグニミツバツツジです。単なるミツバツツジは雄しべが5本と少なく、こちらは10本で、東海地方を中心に太平洋側が分布域なのに対し、ユキグニミツバツツジは秋田県南部から鳥取県東部の日本海側と広い範囲で見られる。そして、花糸、花柱(雌シベ)は無毛で子房には白色の長毛が密生する。花柄は淡褐色の長い毛が生える。もちろん開花後しか確認できないが葉柄は無毛であるが、葉裏の主脈や側脈の基部には淡褐色の毛が多い。

 

 最後に関西では比較的めずらしいエゾユズリハ蕾とヒメアオキです。

 以上の周回ルートで、のんびり歩いても1時半でした。もちろん歩き足りませんので次のカタクリ群生地である飯綱山古墳へ回ります。ここの飯綱山古墳群は昭和47年に県指定史跡となっています。詳細は↓画像でご覧ください。

 古墳時代の五世紀ころ造営の推定のようで、こちらの大塚古墳は直径40m、高さ6mとここの古墳群の中では最大のようです。しかし、私には気の遠くなるような大昔の古墳よりやっぱりお花の方へ気がいきます。
 咲いていました!、カタクリが超満開で待ってくれていました。全国のあちこちでカタクリの見物はしていますが、この大群落には関西人として大びっくりでした。

 続いて群生の様子もご覧ください。コナラ林の中に古墳があり、その周りや斜面も咲き誇っています。3〜4枚目に写る山は3が明日登る坂戸山で、最後の画像の山は金城山です。

 そして本日最後の花巡りです。まずはキクザキイチゲです。

 次にミチノクエンゴサク(陸奥延胡索)をご覧ください。近縁種のエゾエンゴサク(蝦夷延胡索)は北陸の山を歩けば見る機会もありますが、こちらのお花は関西人でもそう見たことのある方は少ないと思います。エンゴサクの仲間でも一番なよなよとして可愛いお花ですネ。

 

 くどいですね〜笑、ミチノクエンゴサクのそばにはスミレサイシンも咲いたばかりのようでした。

 以上で本日の花巡りはお開きとなりました。結局パンフに書かれていたもので見られなかったのはコシノコバイモ、イワウチワ、アズマイチゲ、キブシ、オクチョウジザクラ、オオヤマザクラですが、いずれも花は終わっていたようです。
 さぁ、明日も坂戸山できれいなお花たちが見られるでしょうか・・・こちらからご覧ください。

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