陣馬山から裏高尾へ’09.3.25 くもり後小雨 

陣馬登山口-一ノ尾根-陣馬山-奈良子峠-明王峠-堂所山-関場峠-小下沢-ザリクボ谷往復-木下沢梅林-日影沢往復-日影

 またしても生憎の天候に阻まれて冨士山はおろか周囲の展望は皆無となってしまいましたが、下りでの沢筋の花巡り散策は小雨の中とはいえ、随分楽しむことができました。

JR藤野駅からバス8分で登山口へ 歩き始めてすぐに花木がいろいろ植栽、カンヒザクラ
エドヒガン、ガク筒が丸く膨らむ トサミズキ(マンサク科)、花柄が有毛
レンギョウ(モクセイ科)枝は中空、他にサンシュユも シュンラン(ラン科)
ダンコウバイ(クスノキ科)花柄なし 左側の細い方の木、一本立ちで株分れしてない
アブラチャン(クスノキ科)(別名ムラダチ)花柄あり 株分れし、ムラだって生えやすい
ウグイスカグラ(スイカズラ科)花冠は無毛 キブシ(キブシ科)
モミジイチゴ(バラ科) 陣馬山857mに着くとこの有様で展望0でした。
頂上には誰も居ないし雨が落ちてきだしました。 小雨の中を小下沢へ、フサザクラ(フサザクラ科)
期待していたハナネコノメ満開、でも雨の中で次第にデジの調子まで悪くピント失敗・・以下同じ
ヨゴレネコノメ(ユキノシタ科)は満開を過ぎ実になりかけ、葯はこちら暗紅紫色、母種のイワボタンは黄色
ナガバノスミレサイシン、太平洋側分布 エイザンスミレ
思わぬ大群落のニリンソウ(キンポウゲ科) こちらも大群生のユリワサビ(ユリ科)
個体数はやや少ないアズマイチゲ(キンポウゲ科) 数少ないヤマエンゴサク(ケシ科)
ヤマルリソウ(ムラサキ科) 一箇所しか咲いていなかったミヤマキケマン(ケシ科)
ハシリドコロ(ナス科)有毒 ミミガタテンナンショウ(サトイモ科)耳たぶのように見える。
いっぱい見られたセントウソウ(セリ科)、葉がキンポウゲ科のセリバオウレンに似ている。
カンスゲ(カヤツリグサ科)、葉は冬も枯れないで濃い緑色
ヤマオオイトスゲ(カヤツリグサ科)山地にふつうに見られる。
ヒメカンスゲ?(カヤツリグサ科)山地の林内のやや乾いたところにふつうに生える。

 いろいろな種が咲いていましたが取り立てて珍しいものはなく、この沢筋でもキクザキイチゲが咲くとありますが見つけることはできませんでした。
 結局ずっと小雨が続き富士展望の山歩きはこれで3回連続でアウトという精進の悪さです。。。。トホホ
なお、今回のコースの富士山ビューポイントは陣馬山山頂、明王峠の二ヶ所でしたが、いつかまたこの道を歩いてリベンジしてみたいと思っています。

他に見られた種は次のようなものでした。
 ヒメオドリコソウ(群落)、カキドオシ(群落)、カテンソウ(終盤)、アオイスミレ、タチツボスミレ、アカフタチツボスミレ、オトメスミレ、コチャルメルソウ(群落)など

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