淡路 諭鶴羽山09.1.25 小雪のち曇り

黒岩登山口-表参道-諭鶴羽神社-諭鶴羽山-裏参道-神倉神社-諭鶴羽ダム登山口

 この時期の淡路島の諭鶴羽山(608m)といえば灘黒岩水仙峡の水仙を見ての山歩きであろう。そうです、諭鶴羽山の山麓45度の斜面へ7ヘクタールに及ぶ500万本の満開の水仙を見物してきました。
 一重のニホンスイセンの中にはよく見ると八重のスイセンもきれいに咲き誇っていました。

 
一重のスイセン、沖に見えるは沼島(ヌシマ) 八重のスイセン

 甘い香りがいっぱいに広がるスイセンを堪能した後に諭鶴羽山の暖地性の植物たち約20種ほど*の説明を聞いていただきながらハイキングを楽しみました。

 水仙峡の入り口付近の山裾を一面黄色に染めている可愛い菊の仲間のお花がいっぱいでした。でもその花は帰化植物であり、有毒なために案外嫌われており、駆除しないと他の植生が乱されます。もちろん牧草地に生えると牛、馬たちも被害を受けます。しかしながら西日本の沿岸部を主体にどんどん繁殖しているようです。

年々大繁殖し、有毒で嫌われもののキク科のナルトサワギク、でも寒いころにきれい・・
諭鶴羽神社 神社境内のユヅルハの冬芽
諭鶴羽山頂上 照葉樹林の宝庫の説明板 下山後の諭鶴羽ダムから左奥に諭鶴羽山
帰路のハイウエイオアシスで見た植栽の沖縄など亜熱帯のモクセイ科シマトネリコの葉と果実です。

 *本日出合った植物たち

ナルトサワギク花、オオカラスウリ実、オモト葉のみ、ダンチク花穂

キヅタ、ツルマサキ、イタビカズラ、イヌマキ、マサキ、マユミ、ノグルミ、ヤシャブシ、イズセンリョウ、アカガシ、モチツツジ、カゴノキ、ヤマザクラ、ウバメガシ、カナクギノキ、カクレミノ、モッコク、タブノキ(イヌグス)、スタジイ

 *日本三大水仙峡とは次の水仙群落地を言っているようです。

・兵庫県淡路島 灘黒岩水仙峡   ・福井県越前町 越前海岸   ・静岡県下田市 爪木崎(ツメキザキ)海岸

 ホームヘ