山梨/神奈川 石割山と鉄砲木の頭(明神山) 07.4.4~5 

ホテルマウント富士--大出山入口--大平山--平尾山--
石割山--石割神社--あずまや--石割神社登山口--平野

 東側からの富士見山行は一日目が雲に邪魔されてしまい、また4月だというのに春の雪となってしまった。それでも雨は皆無で登山道沿いの樹木を観察しながら稜線歩きをゆっくり楽しんだ。
 なお、通常歩くコースとしては今回より逆にとった方が富士を遠望しながらの山歩きが楽しめるが、今回は天候と宿泊地の関係により逆からのコースとした。

メギ(別名コトリトマラズ)が足元にたくさん芽だしして
おり、稜線には雪の中に新枝をてからせた青年樹
の冬芽に戸惑い、帰宅後の調べで花を階段状に
つけるミズキと分った。また樹肌は縦に浅く裂け、
まるっぽく白い斑紋は地衣類のようだ。
なお、ミズキ属の互生はこれだけで他は対生
ツノハシバミ(カバノキ科)、ハシバミより固体が
多く、春は冬芽の先が鈍頭で丸い方はハシバミだ。
5月以降は若葉に茶色い斑のあるのがハシバミで、
葉がオヒョウに似てひょうきんなのもハシバミだ。
9月以降は果実が葉状の果包に包まれている
のがハシバミで、角のある果実がツノハシバミとして
見分けられる。
 そうそう、歩き始めてやや高度をあげたあたりで見られた柳の種で、去年の花のような暗褐色の
ものがついていたのはイヌコリヤナギで葉芽の虫えいがバラの花に似ていて「柳のバラ」と呼ば
れているようだ。
11時前の石割山頂上(1413m)からの山中湖
越しの富士は無残にも雲ばかりが目だっていた。
寒風を避けて昼食をすませ、石割神社奥社で謂
れの大きく割れた岩の間を3回通り抜けて、幸運
が訪れる願をかけた。
民宿の部屋から17時の富士 同じく18時の夕暮れの富士

 6時間のゆっくりのんびり歩きでメンバーもなんの疲れもないくらい。でも今日はお目当ての富士山が山から見られず宿での夕景でかろうじて気持ちを切り替えることができた。さぁ、明日こそ予報どおりならばすばらしい富士を眺められるだろうと早めの沈没である。

 二日目のコースは次のとおり

三国山ハイクコース入口バス停--パノラマ台--鉄砲木の頭
(明神山)--切通峠--高指山--別荘地--平野バス停

 今日が富士見山行の本番となった。朝の目覚め時点からすばらしくきれいな富士が目の前にど~んと座っていたのだ。
 もちろん富士の右側には白根三山など南アルプスの白銀の連峰がずらりと並んでいた。

4/5、朝5時過ぎの宿の部屋から
4/5、6時過ぎのパノラマ台カヤト越しの富士、、、右は山中湖
カヤトの斜面を登ると山中諏訪神社奥宮をまつる鉄砲木の頭
(別名明神山1291m)からの富士の眺めが最高!!
ちなみに富士からここまでの直線距離は約18kmの近さ
稜線には新雪が、ルンルン・・足元にはバイケソウの芽だしが

 そして来ました、高指山(1174m)だ。ここからの富士展望台は一番であった。もう後は何も言わない、いやこの景色を見たくてはるばるやってきたのだ。

山中湖越しにきれいに化粧直した銀嶺の日本一の山、あ~冨士山!

 

 

 朝も6時前から歩き出して5時間、すばらしい富士見山行の一日となった。これで当分は雪をつけた真白き富士の姿が夢にまで出てきてくれることだろう。微笑
 メンバーの皆さん今回の富士もすばらしかったですね。お疲れ様でした~~♪♪

 ホームヘ