湖北 伊 吹 山 H18.3.21 曇り

 昨秋以来の伊吹山である。何年ぶりかのような長いご無沙汰であった感じがした。やはりあの独特のどっしりとした風貌の伊吹山はいつ見てもすばらしい。
 もっと近ければ毎日でも登りたい山である。とりあえずは雨の落ちてこない間に三島池から伊吹山の雄大な姿を見ることとした。

 さて、今日は3合目あたりのセツブンソウやスハマソウが咲くのだろうかとの淡い期待で三宮神社裏から登ってみた。1合目まではさすがにヤマネコノメソウ、オニシバリ、リュウノヒゲの実以外は何も見られなかった。
 2~3合目あたりまでくるとさすがにほほ撫ぜる風も冷たい。このような厳しい寒さには植物達も敏感だ。なんとかやっとセツブンソウのつぼみが数個見られるもこれは無残である。
 昨年よりことの他多かった積雪ならいかんともしがたいだろう。もちろんスロープのアマナもまったく顔も出していない。
 これはしくじった、でも山麓近辺ならなんとか見られるのではと方向転換である。やはり温度差もあって、さすがにスハマソウは咲き初めだったが、セツブンソウはもう終焉間じかであろう。以下画像でご覧いただこう。

 終りが近いセツブンソウに代わってスハマソウが咲き出してきたようだが、咲きそろうにはまだまだ先の様子である。昨年も見ている見事なその景色は今でも脳裏に鮮明だ。

  

 一方まだまだだろうと期待していなかったアズマイチゲではあったが、やはり寒い曇り空でお花も葉も閉じたままである。

  

 見るのは難しいだろうと思っていたコセリバオウレンは伊吹のお花なら全てを把握されている伊吹診療所のhatabo先生にお会いでき成就した。感謝感激でした。
 ところが画像は相変わらずのピンアマでした。トホホ、先生ごめんなさい・・・

  

 セリバオウレンはちょっと見では区別がなかなか難しく、私など素人には同定は容易ではない。各々の相違点はいくつかあるが、葉のつき方だけの部分を簡潔に表現すれば次のような区分点がいわれている。

オウレン(別名キクバオウレン)=(1回)3出複葉 セリバオウレン=2回3出複葉 コセリバオウレン=3回3出複葉

 ということで上のコセリバオウレンの3回3出複葉の状態がお分かりいただけただろうか?不鮮明な葉しかありませんでした。

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