六甲 長峰山北東尾根から山羊戸渡のシェール槍’13.11.13

 六甲ケーブル下・・登山口・・北東尾根・・長峰山・・杣谷峠・・穂高湖・・シェール槍・・杣谷峠・・山羊戸渡・・六甲ケーブル下

 激登りの北東尾根を長峰山へ突き上げるコースで登ってきました。この登り道は今年2月に3時間半ほどかけて道の倒木枯れ木や枝払いの整備をしましたので、今回は40分で長峰山直下の本線まで上がることができました。これでマイルートとして今後も大いに六甲山系の私の登山口とすることができることでしょう。

 六甲ケーブル下までバスで上がって、バス下車後の旧六甲ドライブウェイ車道の30分弱歩きがやや気にはなりますが、でもその間にはいろいろな植物観察が楽しめることも魅力なルートであって、車道歩きは私にはいっこうに苦にはなりません。今回もいろいろな種を楽しみながら歩けました。

 北東尾根にはウラジロノキが実をつけ、ホツツジは花涸れが茶色くなっており、常緑樹のソヨゴにも青い葉に隠れて赤い実が垂れ下がっています。コメツツジの葉は遅くまで枯れてはこないようです。そして長峰山(天狗塚)の岩塊上では珍しく手にとる位置に下から枝を伸ばしてウラジロノキが真っ赤な実をそばで見せてくれていました。

ウラジロノキ葉と実 長峰山三角点 ウラジロノキの実

 そして10年ぶりくらいでしょうか。久しぶりにシェール槍にも上がってきました。ただ今回は山頂で冷たい小雨が落ちるようなお天気の関係から指呼の間の新穂高は踏めませんでしたが、次に向かうのは新穂高への再訪が楽しみとなりました。

     
 穂高湖から見上げるシェール槍   シェール槍山頂から新穂高 

 今回のお目当ては紅葉でしたが、各地の紅葉名所の山歩きをやっている身にとっては、さすがに低山の六甲山くらいでは感動的な光景は期待する方が間違いでしょう。こんな景色で納得としておきましょう。

             
 行きの車道から長峰山斜面を遠望    穂高湖周遊路のシラキの紅葉    シラキの紅葉がいっぱい    山羊戸渡入口のウリハダカエデの紅葉

 面白い名前で地形図にも表記ある山羊戸渡尾根も楽しみました。この尾根はみなさん普通登りに使っているようですが、私には登りは長峰尾根の激急登の方を選びますので、こちらの尾根はどうしても下りに取ることになります。でもいつか登りで山羊戸渡をフゥフゥと楽しむことも視野にいれてはいるのですが、いつのことやら・・・?です。

             
 唯一、ロープあるも慎重に・・    これを覗いて右から回り込む    ス~と通過してしまいましたが・・    岩角に脛を当てないでネ

 もちろん、植物観察も楽しみの歩きでした。特にケーブル下から登山口までの往復の車道沿いで見かけたものがほとんどでした。他にもヒサカキ、ツルウメモドキ、ボタンヅル、アオツヅラフジ、ジャケツイバラ、アケビなどの果実や植栽と思われるシャリンバイ、ネズミモチなどの果実にも出会えました。

                     
 リュウキュウマメガキ    シロダモの雌花と赤い実    シロダモの雄花    カナメモチ    サネカズラ(ビナンカズラ)    ツヅラフジ 葉柄楯状でない
                     
 フサフジウツギ 茎稜なし    フサフジウツギの実   ヤクシソウ     ヒキオコシ   ヒキオコシ 葉翼あり    センニンソウ 葉全縁

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